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コラム 記者ワープロ

ILC実現後の姿描く 資源有効活用探る 盛岡でシンポ

(12/7)
ILCを契機とした地域資源活用について意見を述べるパネリストたち

ILCを契機とした地域資源活用について意見を述べるパネリストたち

首長ら意見交換

 県国際リニアコライダー推進協議会などが主催する「ILC(国際リニアコライダー)シンポジウムin岩手」は6日、盛岡市内で開かれた。専門家の講演や県内自治体の首長らによるパネルディスカッションが行われ、参加者はILCが実現した場合の将来像について考えた。

 5日から盛岡市内で始まった国際学会「リニアコライダーワークショップ(LCWS)2016」の関連行事。世界中の研究者が集まってILCに関する議論が行われている機会を生かし、地元の熱意と理解を全国や世界に広げようと企画された。

 シンポには県内の企業や自治体などから約300人が参加。達増拓也知事は「地元の理解や盛り上がりをさらに高め、ILCが実現できることを願う」とあいさつ。県立大の鈴木厚人学長が「ILC計画の現状と地域へのインパクト」と題して講演したほか、「ILC実現を通して描く地域社会の未来」をテーマに盛岡、一関、奥州、宮城県気仙沼4市と県の代表者5人がパネルディスカッションを行った。

 パネルディスカッションでは、ILCを契機とした地域資源の活用について勝部修一関市長が、海外で作られている農産物の地元生産の可能性や平泉の世界文化遺産をはじめとするさまざまな遺産を生かした情報発信などを重要視し、「周辺地域も含めた戦略が大事になる」と強調。また、小沢昌記奥州市長は、国立天文台関連施設や知名度の高いリンゴを地域資源として取り上げながら、胆沢ダムに関して「スポーツ振興の面や海外から来た人が生活面で楽しめる地域になれる」とアピールした。

 講演の中で鈴木学長は、素粒子の基礎からILCが地域にもたらす効果などについて説明した上で「次世代に役立つ研究になるのでぜひ誘致したい」と改めて意欲を示した。