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コラム 記者ワープロ

縄文遺跡群登録を 世界遺産 4道県の構成資産

(12/19)
縄文文化に理解を深めた世界遺産フォーラム

縄文文化に理解を深めた世界遺産フォーラム

フォーラムで理解深める

 一戸町の御所野遺跡を含む北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録に向けた「縄文世界遺産フォーラム」は18日、盛岡市内で開かれ、構成資産となる4道県の遺跡報告や対談を通じ、縄文文化に対する理解を深めた。

 世界遺産登録に向けた機運醸成を図るため岩手、青森、秋田と北海道の4道県14市町で構成する縄文遺跡群世界遺産登録推進本部が主催。

 遺跡報告では構成資産となる▽二ツ森貝塚(青森県)▽伊勢堂岱(どうたい)遺跡(秋田県)▽キウス周堤墓群(北海道)▽御所野遺跡―の担当者が遺跡の特徴や現状などを紹介。

 このうち、キウス周堤墓群について説明した千歳市埋蔵文化財センターの職員は、5ヘクタールの中に8基の巨大な周堤墓があり、最も大きいもので外径75メートル、直径32メートルに及ぶと説明。さらに「死後の住み家として家族やムラ単位で作られたのではないか」と周堤墓が作られた解釈について報告した。

 御所野縄文博物館の菅野紀子さんは、「縄文人のムラ」と題し御所野遺跡について、縄文時代中期後半に500年間続いた縄文時代のムラの跡が、周囲の自然環境と共に保存されていると紹介した。

 また、矢じりの材料から秋田などと交流していたことや遺跡の中央に配石遺構を持ち祈りの道具などが多く出土することから、周辺地域の拠点として、儀式などが行われていたなどと説明した。

 その上で「さまざまな生活資源が得られやすい場所で、道具作りなど広範な交流ネットワークに支えられた地域の拠点的なムラだった」と解説した。

 引き続き、セインズベリー日本藝術研究所考古・文化遺産学センター長のサイモン・ケイナー氏と御所野縄文博物館長の高田和徳氏による「世界から見た縄文文化」をテーマにした対談も行われた。