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コラム 記者ワープロ

国語が改善傾向に 小5、中2学習定着度 県教委

(12/22)

5割の教科で課題継続

 県教委は21日、県内の小学5年と中学2年を対象にした2016年度県小・中学校学習定着度状況調査の概要を発表した。いずれも国語で改善傾向が見られたものの、課題が継続している問題が全教科で5割以上に上った。県教委は学校の組織対応の強化を図り、調査結果を活用した課題解決の検討や授業改善などに取り組む。

 調査は10月に小学校と義務教育学校332校、中学校と義務教育学校164校で実施した。

 年度により調査内容は異なるが、平均正答率は小学5年が国語65%(前年度比2ポイント増)、算数69%(同4ポイント減)、理科63%(同5ポイント減)、社会70ポイント(同1ポイント減)。

 中学2年は国語71%(同5ポイント増)、数学51%(同2ポイント減)、英語42%(同6ポイント減)、理科48%(同8ポイント減)、社会45%(同1ポイント減)となった。

 ともに改善傾向が見られた国語以外は、前年度を下回った。

 過去の調査で課題が見られた問題の改善状況などを把握する経年比較問題を見ると、課題状況が改善されたのは28%(前年度19%)、改善傾向が21%(同28%)に対して、依然として課題が継続しているが52%(同53%)だった。小学5年の算数と社会では、課題状況が改善された問題が半数以上で、学習指導によるものとしている。

 このほか、各教科で無回答率が高い問題があり、中学2年の数学や社会の説明問題では、無回答率が2~3割となっており、最後まで諦めずに自分の考えを記述させる日常の指導が必要と分析している。

 県教委では調査結果を活用した組織対応の強化として、各校で現状分析や課題設定を行うプランを作成し、指導方法だけでなく教育課程編成などを検討し、全職員で課題解決に取り組む対応を求めている。

 県教委の小野寺哲男学力・復興教育課長は「児童生徒一人ひとりの学力向上ができるよう各校で組織的な取り組みを充実させてもらいたい」としている。