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コラム 記者ワープロ

火山の監視体制強化 気象庁 栗駒、岩手山秋田駒ケ岳

(12/26)

傾斜、地震計を整備

 気象庁は、県内の常時観測火山の岩手山、秋田駒ケ岳、栗駒山で新たに観測機器を整備した。栗駒山には火口監視カメラと広帯域地震計、傾斜計を整備。カメラは既に運用が開始され、傾斜計と地震計も試験運用を経て2017年1月から本格的に活用される見込みで、火山の監視体制が強化される。

 14年の御嶽山噴火に伴い、気象庁は各火山での監視体制強化に乗り出している。特に水蒸気噴火の先行現象は規模が小さく、把握のためにはさらなる観測事例の蓄積が必要となることから、水蒸気噴火の可能性がある火山の火口付近に観測機器を整備することとした。

 栗駒山の観測体制として以前は、山頂から5キロほど離れた宮城県栗原市の耕英地区に地震計と傾斜計、噴火時などに空気の振動を計測する空振計、20キロほど離れた同市の大柳地区に遠望カメラが設置されていた。今回はより近い位置に可視画像と赤外画像の火口監視カメラ、長周期振動を検知する広帯域地震計、地盤のわずかな傾きを精密に計測する傾斜計を設置した。

 カメラは展望岩頭付近に設置され、データは天狗平を中継点にして栗原市消防分団格納庫付近で受信する。傾斜計と地震計はいずれも須川高原温泉付近に置かれ、天狗平と同温泉の中間点にある中継点を経て栗原市の旧栗駒小学校耕英分校が受信点となる。カメラは今月1日から運用されているが、傾斜計と地震計は設置が遅れたために試験運用を行っており、来月中に本格運用となる。

 このほか岩手山には栗駒山と同様に3機器が、秋田駒ケ岳には地震計と傾斜計が整備され、既に運用を開始している。

 気象庁や県を含めた関係機関は栗駒山火山協議会でハザードマップの作成を進めており、今回整備された機器を活用しながら防災を進めていく。