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コラム 記者ワープロ

〝春切符〟喜び爆発

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 第89回選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園球場)の出場32校を決める選考委員会は27日、大阪市内で開かれ、一般枠で盛岡大附(4年ぶり4度目)、21世紀枠で不来方(初出場)が選ばれた。本県から2校が選ばれるのは初で、県勢の出場は釜石(21世紀枠)に続いて2年連続。〝春切符〟が届いた校の部員は歓喜に包まれた。

部員10人の絆強く 不来方

21世紀枠で甲子園初出場が決まり喜びを爆発させる不来方ナイン=27日、矢巾町の同校

 矢巾町南矢幅の不来方高には、午後3時すぎに吉報を知らせる電話が入った。平藤淳校長は緊張した面持ちで受話器を取り「ありがとうございます」と答えた。

 部員は玄関前で平藤校長から出場決定が伝えられると「ヨッシャー」「勝つぞ」などと雄たけびを上げて喜びを爆発させた。

 2017年度で創立30周年を迎える同校は合唱のほか、ハンドボール、カヌーなどの強豪。チームは3年生13人が抜けた部員10人(2年生7人、1年生3人)のハンディを克服し、昨秋の県大会で準優勝を果たし東北大会に初出場。初戦の2回戦で実力校の八戸学院光星(青森)に0―2で敗れたものの善戦した。

 悲願の甲子園初出場に投打の要となる小比類巻圭汰主将(2年)は「出場が決まってやったなと思った。10人が厳しいと思ったことはないし、少人数だからこそ絆が強い。甲子園でも変わらずに楽しく勝つ野球をしたい」と意気込みを語った。

 小山健人監督は「選ばれる可能性があると思っていたのでほっとした。今後は打撃や守備など技術的な練習をしていきたい。甲子園ではどこと対戦しても最高に楽しい試合をしたい」と気を引き締めた。

豪打健在、全力で 盛岡大附

4年ぶり4度目の出場を喜ぶ盛岡大附ナイン=27日、盛岡市の同校野球部グラウンド

 盛岡市厨川の盛岡大附高にも午後3時すぎにセンバツ出場を伝える電話が入り、赤坂昌吉校長は「ありがたくお受けいたします」と安(あん)堵(ど)の表情を浮かべた。白銀のグラウンドで長靴を履いて練習する部員に出場決定の吉報が伝わると、ナインの歓声が響き渡った。

 昨夏の甲子園では、全試合2桁安打の強力打線で初の16強に進出。昨秋の東北大会では決勝で仙台育英(宮城)に2-6で敗れたが、準優勝を果たした。豪打は健在で、左腕三浦瑞樹、右腕平松竜也両投手(ともに2年)ら投手陣も安定している。

 比嘉賢伸主将(2年)は「一安心したが、これからさらに気を引き締めなければいけない。雪が積もる厳しい環境で練習してきた経験を自信に変え、試合では心の強さも出していきたい」と闘志を燃やした。

 関口清治監督は「うれしいが、まだまだやらなければいけないことがある。練習をしっかりしなければいけないと感じる。不来方と全力を出し切って、岩手に温かい春のニュースを届けたい」と力を込めた。

 眞岩一夫県高野連会長 県高校野球史上初めて選抜大会に県勢2校が出場するという、まさに記念すべき日になった。不来方は少数部員で悩んでいる全国の範としてはつらつとした試合を見せてほしい。盛岡大附は走攻守のバランスが取れた素晴らしいチームで、優勝を狙ってほしい。