ホーム 県内外 一関・両磐 胆江 北上 花巻 動画ニュース
2017年2月
« 1月  
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728 
コラム 記者ワープロ

17年度当初予算案 震災後初 1兆円割る

(1/28)

知事査定終了 復興事業ピーク越え

 2017年度県当初予算案の知事査定は27日、終了した。一般会計は6年ぶり、東日本大震災後の編成としては初めて1兆円を下回る規模になる見込み。達増拓也知事は震災復興事業や16年の台風10号災害からの復旧・復興を最優先に、岩手国体、全国障害者スポーツ大会のレガシー(遺産)を生かした文化スポーツ振興、国際関係施策など地方創生に関するふるさと振興を推進するとして、「未来につなげる復興ふるさと振興予算」と名付ける方針を示した。

 25日から3日間の査定を終えた達増知事は記者団の取材に対し、一般会計の予算規模は16年度当初から約800億円下回る9800億円程度となることを明かした。

 このうち震災分は3000億円程度で、災害公営住宅などの整備が進み復興事業がピークを越えたことで前年度から減少したが、被災者の心のケアやコミュニティー形成の推進、地域産業の再生にも配慮。通常分は6800億円程度で、国体、障害者スポーツ大会の翌年度に当たることで「岩手の未来につながっていくように」と文化、スポーツ分野の事業を拡充するほか、若者や女性の活躍を一層推進する事業にも充てられた。

 財政については、歳入面は県税や地方交付税などを加えた一般財源総額は16年度と同程度と見積もったが、県債管理基金や財政調整基金の取り崩しが必要になるとする。財政の健全性を示すプライマリーバランスは、県債発行規模の縮小に伴い黒字となる見込み。

 査定を終えた達増知事は、予算規模が1兆円を割り込むことに「ちょっと寂しい感じもするが、復旧・復興事業が進んでもう1兆円以上かけなくていいということ。必要な復興関係予算は確保するので、復興のピークを越えてゴールに向かってしっかり進んでいきたい」と述べた。

 予算案は今後の整理を経て2月9日に発表され、同16日招集の県議会2月定例会に提出される。