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コラム 記者ワープロ

東京五輪目指す ボルダリング・ジャパンカップ

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ボルダリング・ジャパンカップで最年少優勝を果たした伊藤選手。将来は「岩手から東京五輪を目指したい」と語った

史上最年少優勝
伊藤選手(松園中2年)が決意

 ボルダリング・ジャパンカップで史上最年少の初優勝を果たした14歳の伊藤ふたば選手(盛岡市立松園中2年)は1月31日夜、盛岡市内で優勝報告の会見を開き、2020年の東京五輪で追加種目となるスポーツクライミングに向け「優勝はこれまでの経験の中でも最も大きな自信になった。岩手から東京五輪を目指したい」とさらなる高みとなる夢舞台に決意を新たにした。

 1月28、29日に東京都で開催された大会は、ボルダリングで最も権威のある国内大会に位置付けられ全世代の選手が出場した。4位で準決勝を突破すると6人で行われた決勝では、四つの課題のうち唯一、三つをクリア。憧れの存在でもあり過去10度優勝している野口啓代選手(茨城県連盟)を抑えて頂点に立った。

 「野口選手に勝てたことは大きな経験になった」と大会を振り返った上で、「今後の目標はワールドユースを含めた世界大会での優勝。東京五輪に向けては3種目(リード、ボルダリング、スピード)を強化したい」と成長を誓った。

 父・崇文さん(42)の影響で小学3年で競技を始めると、手足の長さと持ち前の柔軟性で才能が開花。現在は身長160センチ、体重43キロで、練習拠点となる盛岡市の県営運動公園で週4、5日、練習に取り組んでいる。昨年のアジアユース選手権大会のリードとボルダリングで優勝、世界ユース選手権でボルダリング2位、リード9位と世界の舞台でも活躍を見せる。

 崇文さんは「いつか日本一にとは思っていたが、こんなに早く達成して驚いている。東京五輪に向けては、現実的なレベルではないのでさらに成長が必要」と語った。

 県山岳協会の髙橋時夫会長(68)は「小学3年の伊藤選手を初めて見た時は、小学校高学年の誰よりもうまくて本当に驚いた。まだまだ伸びしろがあるので、世界に通用する選手として育成したい」と期待を込める。