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コラム 記者ワープロ

世界遺産「平泉」案内施設整備へ 県教委 指導委で基本案示す

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世界遺産「平泉の文化遺産」のガイダンス施設整備の方向性と基本コンセプト案について協議する委員

拡張登録向け情報発信

 県教委は17日、世界遺産「平泉の文化遺産」のガイダンス施設整備に向けた方向性と基本コンセプト案を明らかにした。平泉町の県立柳之御所史跡公園内への新築を想定し、拡張登録に向け「平泉の文化遺産」の総合的な情報発信と来訪者の管理機能を担う場として整備する内容。2017年度にも基本設計などに着手し、19年度以降の着工、開所を目指す。

 案は17日に盛岡市内で開かれた16年度第2回平泉遺跡群調査整備指導委員会(委員長・田辺征夫奈良県立大特任教授)で示され、委員の指導を仰いだ。

 これまで平泉の文化遺産に係る情報発信に関しては、06年度に柳之御所遺跡ガイダンス施設基本設計を策定。整備の凍結、世界遺産拡張登録に向けた暫定リスト入りなど柳之御所遺跡が置かれた状況の変化を踏まえ、柳之御所遺跡だけでなく平泉の文化遺産全体を総合的に情報発信していくガイダンス施設に改め、16年度はその在り方について調査を進めていた。

 案では「世界遺産『平泉』と世界をつなぐ文化拠点」をガイダンス施設の目指す姿とし、世界遺産の持つ顕著な普遍的価値の次世代の継承と世界遺産の活用を通じた新たな地域文化の創造をコンセプトに掲げ、目指す姿を具体化するために▽情報発信▽体験・学習▽研究情報集積▽展示・保存―の四つの機能を持たせるとした。

 施設に関しては、柳之御所資料館や平泉遺跡群発掘調査事務所がある約8000平方メートルの敷地に、鉄筋コンクリート造り平屋建て一部地下階、床面積2000平方メートル以下の建物を想定しており、運営体制については直営、指定管理者制度の導入、公設民営など最も効率的な運営を検討。平泉町の平泉文化遺産センターとの機能分担なども盛った。

 委員は、調査研究体制の充実、来訪者や問い合わせに対応できる人材の配置を求めたほか、「施設の機能と人員配置は不可分の関係だ」として組織・人員を早急に検討するよう指導。多くの検討を要するとしてガイダンス施設整備に関する作業部会の設置を委員長と事務局との間で検討することを確認した。