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コラム 記者ワープロ

一戸・高森高原風力発電所 運転開始18年1月に

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県議会県土整備常任委
台風10号影響で遅れ

 県議会2月定例会は2日、総務、環境福祉、商工文教、農林水産、県土整備の5常任委員会を開き、2016年度一般会計補正予算案を含む本会議付託議案などについて審査した。県土整備委(中平均委員長)での企業局審査では、一戸町で建設が進む高森高原風力発電所について、16年の台風10号災害の影響で整備に遅れが生じ、運転開始時期が当初計画から2カ月遅れの18年1月となる見通しが示された。

 高森高原風力発電所は、県が再生可能エネルギーの導入を進める中で整備することとした。県内で初めてとなる蓄電池併設型で、従来の風力発電に比べて出力変動の少ない電力供給が可能になるとしている。2300キロワット出力の11基を設置して最大出力は2万5300キロワット。発電後は東北電力に1キロワット時当たり22円で販売される。売電電力量は年間約5300万キロワット時と、一般家庭に換算して約1万6000世帯分が見込まれる。総事業費は約127億円。

 16年4月に着工し、造成工事や風車の基礎工事などが行われていたが、久慈港から一戸町までの風車部材の輸送ルートとなっていた国道281号が台風10号で被災して久慈市内が通行止めとなった。代替ルートを検討した結果、広域農道などを経由することを決め、全体工程を精査したところ、運転開始時期が2カ月遅れることになった。

 今後は除雪作業を経て4月から残る4基分の風車の基礎工事を行う一方で部材の運搬、組み立てを行う。蓄電システムの工事は既に終えており、送電線や変電所などは8月末までに完成。9月から風力発電機の試験、調整などを実施した上で18年1月に運転開始となる見通し。

 小野寺好氏(公明党)から大型特殊車両の通行に向けた道路管理者への許可申請状況に関する質問があり、吉田悟規電気課長は「各市町村、国に許可申請を行っており、遅れることなく3月中旬には許可が下りる見込み」と述べた。