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コラム 記者ワープロ

東日本大震災から6年 県、釜石市合同追悼式

(3/12)

東日本大震災県・釜石市合同追悼式。哀悼の意を表し「永遠の花」などを献唱する釜石市合唱協会のメンバー=11日、釜石市の釜石高

復興に決意新た 教訓を次世代へ 遺族ら750人参列

 本県など東北地方を中心に甚大な被害をもたらした東日本大震災の発生から11日で6年となり、県内では沿岸部を中心に各市町村で犠牲者を悼む行事が催された。県と釜石市による合同追悼式は同市甲子町の県立釜石高校で行われ、参列者は震災で命を落とした人々の冥福を祈るとともに、さらなる復興の推進へ決意を新たにした。

 式典には遺族や来賓、県、市関係者ら約750人が参列。政府主催の追悼式が中継され、共に発災時刻の午後2時46分に黙祷(もくとう)をささげた。

 達増拓也知事は「釜石では巨大な津波で郷土の先人が築き上げた街並みや産業基盤が破壊されて尊い命が失われ、哀惜の念に堪えない。県民は犠牲になられた方々の重い教訓を胸に刻み、復興を進めていかねばならない」と強調。「2019年にはラグビーワールドカップが釜石で開催され、復興の力になるようオール岩手がスクラムを組み準備に万全を期す。海と大地と共に生きる古里岩手三陸の創造を目指し復興を進めていく。犠牲になられた方々のみ霊に心よりご冥福をお祈りする」と式辞を述べた。

 野田武則釜石市長も「突然起きた大地震と黒い波の壁が一瞬のうちに尊い命を奪い去り、(同市内で)関連死を含め犠牲者は1063人を数え、いまだ152人が不明となっている。震災後、遺族が深い悲しみの中で歩んできた長い道のりを思う時、何も言葉にできない」とし、「東日本大震災を不撓不屈(ふとうふくつ)の精神で乗り越え、教訓を確実に次の世代につなげなければならない」と語った。

 長坂康正復興大臣政務官、田村誠県議会議長らに続き、遺族を代表し妻=当時(63)=を亡くした三浦芳男さん(71)が追悼の言葉を述べた。

 市合唱協会のメンバーが「永遠の花」など2曲を献唱。達増知事らに続き来賓、遺族が献花し、静かに手を合わせた。

 県内では1月末現在、沿岸部を中心に死者4672人(直接死)、行方不明者1123人、家屋倒壊は2万6077棟に上っている。被災者のうち応急仮設住宅で1万503人、民間賃貸住宅などで2780人が避難生活し、1456人が県外に移った。