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コラム 記者ワープロ

遺産の継承を宣言 岩手国体県実行委 五輪参画、共生社会実現へ

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両大会のレガシー継承の宣言文を読み上げる(左から)柴田さん、村田選手、早野選手

 岩手国体、全国障害者スポーツ大会の県実行委員会は23日、盛岡市内で総会を開き、事業報告や収支決算見込み、解散などを原案通り承認した。さらに出場した選手らが両大会のレガシー(遺産)継承を誓い「東日本大震災からの復興とふるさと振興、輝かしい岩手の未来の実現に向けて力強く歩み続ける」と宣言した。

 総会には関係機関・団体などから291人(代理、委任状含む)が出席。

 初めに実行委会長の達増拓也知事があいさつで「東日本大震災の全国からの支援に感謝を伝えられたとともに、県民が自信と誇り、希望を持つことができた。2019年のラグビー・ワールド杯釜石開催や東京オリンピック・パラリンピックへの参画など、互いの個性や尊厳を認め合う共生社会の実現へと継承していく」と述べた。

 事業報告によると、岩手国体(冬季大会含む)には選手・監督9万4692人、大会関係者14万3490人、観覧者50万656人の計73万8838人、障スポ大会には選手・監督2万5507人、大会関係者3万705人、観覧者3万2195人の計8万8407人がそれぞれ参加した。

 募金・企業協賛では、いずれも目標金額の5億円には届かなかったものの、募金が個人、職場、企業団体などから2億9285万円が寄せられ、企業協賛では契約数が391件で実績が4億4757万円だった。

 県民運動関係のボランティア活動では、運営延べ3767人、情報支援延べ1818人、選手団サポートは延べ5199人が参加した。

 収支決算見込みでは、収入支出とも44億259万円で残額が発生した場合は県の負担金として返納する。収支決算が確定次第、実行委を解散する会則の廃止も決めた。

 最後に両大会で得た「スポーツの力」「文化芸術の力」「地域の力」などのレガシーを継承し、スポーツ振興や共生社会の実現に取り組むとする宣言も行われた。

 岩手国体ホッケー競技の早野(旧姓小沢)みさき選手、障スポ大会の水泳競技で2冠を達成した村田奈々選手、国体総合開会式などに出演した歌手柴田泰孝さんの3人が達増知事らが見守るステージで「岩手の未来を切り拓(ひら)く貴重な財産として、永く継承していくべき。私たちは文化・スポーツの持つ力を信じ、一人ひとりが希望郷いわて国体・希望郷いわて大会のレガシー継承に努める」などと力強く宣言文を読み上げた。