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コラム 記者ワープロ

看護の担い手目指し 第1期生78人入学 盛岡

(4/8)

入学式を終え、清水学長らと共に記念写真に納まる岩手保健医療大の第1期生

保健医療大が開学

 盛岡市盛岡駅西通に2017年度開学した岩手保健医療大(清水哲郎学長)の第1回入学式は7日、同市の盛岡市民文化ホール(マリオス)で行われた。県内の大学新設は1998年の県立大以来で看護学科の4年制単科大は県内初の設置となる。第1期生78人は看護の担い手を目指し4年間のカリキュラムで知識や技術の習得に努める。

盛岡市盛岡駅西通に開学した岩手保健医療大

 入学式には入学生と保護者、関係者約230人が出席。看護学部看護学科の入学生一人ひとりが呼名され清水学長が78人の入学を許可。入学生を代表して南幅汐音さん(18)が「県内は医療従事者の人口が少なく、都市部との医療格差も広がっている。その問題を緩和させるためにも質の高い医療を提供し、地元に貢献できるような看護実践者を目指して日々勉学に励みたい」と宣誓した。

 告辞を行った清水学長は「まだ何の歴史もない小さな大学を選び、入学してくれた皆さんは私たちにとって宝であり、一緒に大学をつくっていく仲間だ。4年後に看護師や保健師として巣立つ姿を思い描きながら教育に励みたい。自分を相対化し、考えが違う人といかに付き合い、コミュニケーションをしていくかということを4年間考えてほしい」と激励した。

 同大は二戸市の学校法人二戸学園(石山哲理事長)が設置・運営。JR盛岡駅西口の駅隣接地に鉄筋コンクリート造り4階建て、延べ床面積5118平方メートルの校舎を新設した。

 学部は看護学部看護学科で定員80人。第1期生78人は男子11人、女子67人で、県内は63人。ほかに東北地方や千葉、神奈川両県から入学者があった。教員は当初17人で学生数の増加に伴い最終30人程度に増やす計画。

 同大は地域に貢献できる看護実践者の育成を標榜しており、県内広域の病院や施設と連携して実習指導体制を整備、丁寧な教育を目指している。看護師のほか保健師や養護教諭の養成カリキュラムを開設。東日本大震災の経験を踏まえ、災害援助論、災害看護論などの課程も設け、心のケアなどに貢献できる人材の育成を図るという。

 本県でも慢性的な看護師不足が続いており、看護師の育成や地元への定着が望まれている。同大は推薦入試に県内在住の高校生らを対象にした地域特別推薦(25人)を設けるなどして県内での看護人材の確保につなげる。