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コラム 記者ワープロ

特殊詐欺被害防止へ 県警 広報センター業務開始

(4/11)

業務を開始した特殊詐欺被害防止広報センター

家庭に電話、注意喚起

 特殊詐欺被害を未然に防ごうと県警は10日、「県警察特殊詐欺被害防止広報センター」を盛岡市内に開設し、2017年度の業務を開始した。オペレーターが一般家庭に電話し注意喚起を図るもので、16年度に引き続き詐欺被害抑止への効果が期待されている。

 多発する特殊詐欺被害を踏まえ、県警は一般家庭に電話をかけて詐欺の手口を説明し被害に注意を促す同センター事業を15年度に開始。3年目となる17年度もNTTソルコ&北海道テレマート東北支店北東北営業所に業務を委託した。

 同センターは、同市中央通のNTT東日本岩手支店内の同営業所に開設。18年3月までの1年間、責任者1人を含むオペレーター5人体制で業務に当たる。オペレーターは同センターを名乗った上で、特殊詐欺の手口や予防対策などを説明。予兆電話の有無についても聞き取り、収集した情報を県警の抑止対策に生かす。

 同センターで行われた開所式には、県警や受託業者などから関係者10人余りが出席。県警の羽澤武志生活安全部長は「犯人側の巧みな話術にだまされる人が後を絶たず、被害に歯止めがかからないのが実情。電話した家庭からは一人の被害者も出さないという信念を持ち、親切丁寧に注意喚起していただき、被害の未然防止に取り組んでほしい」と激励した。

 これに対し、同センターの業務統括責任者勝見桂子さん(49)は「親切、丁寧に心を込めた注意を心掛け、特殊詐欺の撲滅を目指して全力を尽くす」と決意を述べた。

 同センターは16年度、約6万世帯に電話したうち約3万7000世帯に注意を促した。注意喚起した世帯からの被害報告はなく、県警はセンター業務に一定の効果があったとして事業を継続実施することにした。

 県警がまとめた16年の県内特殊詐欺被害状況は、認知件数が前年を33件上回る110件と12年の統計開始以降最多を記録した一方、被害総額は1億9910万円で前年比約8700万円減少した。

 業務は土日・祝日を除く平日の午前9時~午後5時30分。問い合わせは同センター=019(601)6110=へ。