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コラム 記者ワープロ

岩手、宮城8コース提案 両県11信金 全国から団体旅行誘致へ

(4/13)

完成した「親近(信金)感あふれる旅」岩手県・宮城県の旅のパンフレットを手にする県内6信金の理事長ら関係者

 県内6、宮城県内5の信用金庫は両県内の観光地などを巡る旅行モデルコースを設定し、「『親近(信金)感あふれる旅』岩手県・宮城県の旅」として情報提供を開始した。参加者が約10万人に上る年金旅行など全国の信用金庫が主催する団体旅行を主な対象に、「花巻の旅」「平泉の旅」など全8コースを提案。信金のネットワークを生かし、両県に団体旅行を呼び込み、交流人口の増加や地域経済の活性化につなげる。

 信金中央金庫東北支店、本県と宮城県の信用金庫協会、県内信金の理事長らが出席して12日、盛岡市内のホテルで完成発表会を開き、モデルコースの概要を説明した。

 今回の企画に参加する信用金庫は、県内の盛岡、宮古、一関、北上、花巻、水沢の6信金と、宮城県の杜の都、宮城第一、石巻、仙南、気仙沼の5信金。信金中央金庫東北支店と近畿日本ツーリスト東北も参画する。

 信金中央金庫によると、信金が主催して両県を訪れる団体旅行はこれまで東北他県や関東地方からがほとんどで、交通手段はバスと新幹線が中心だった。しかし、2016年に仙台空港が民営化に移行、同空港を拠点にした旅行がしやすくなり、近畿地方以西など遠方からの誘客機会が広がったため両県の魅力を全国の信金に発信しようとモデルコースを設けた。

「親近(信金)感あふれる旅」岩手県・宮城県の旅の「平泉の旅」のページ

 モデルコースは岩手と宮城の各県4コースで、本県は「盛岡の旅」「花巻の旅」「浄土ケ浜の旅」「平泉の旅」、宮城県は「南三陸の旅」「松島の旅」「秋保の旅」「遠刈田の旅」を提案する。いずれも知名度ある観光スポットや各信金の取引先の宿泊施設、食事処・土産処などを紹介し、取引先の協力で無料飲食やプレゼントなどツアー参加特典も準備する。旅行費用は1泊2日で3万円から、2泊3日で10万円からと想定している。

 岩手、宮城両県信用金庫協会などは信金業界のイントラネットでモデルコースの情報を発信しているほか、パンフレット(A4判、34ページ)1400部を作製、全国264信金に送付し、今後年金旅行など各信金が主催する団体旅行の具体的な企画に役立ててもらう。

 信金主催の団体旅行の参加者数は16年度約10万1000人で、県内は震災以降盛岡エリアだけで1万人ほどを数える。信金業界が提案する旅行モデルコースは3月末現在全国で29件あるが、複数県にわたり各県の全信金が参画するものは福岡、佐賀、長崎3県のツアーに続き2例目という。

 県信用金庫協会の佐藤利久会長(盛岡信金理事長)は「信金業界は年金受給者と顧客の組織化のため団体旅行を企画しているところが多い。これまでも首都圏を中心に誘客に努めてきたが、それを全国に広げようと定期便があり路線が充実している仙台空港を窓口にして岩手、宮城の旅行を企画した。交流人口の増加や地域経済の活性化に貢献したい」と語った。