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コラム 記者ワープロ

「雪の回廊」開通 八幡平アスピーテライン

(4/16)

開通式でテープカットする関係者

岩手―秋田20.4キロ 荒天、初日通行できず
 冬季閉鎖されていた八幡平市と秋田県を結ぶ観光道路「八幡平アスピーテライン」の開通式は15日、同市の松尾八幡平ビジターセンターで行われた。頂上付近が荒天のためゲートは開門されず、開通と同時に通行止めの措置が取られ、実質的な開通は16日以降に持ち越された。開通を待ちわびて訪れた観光客らは残念がった。

 アスピーテラインの総延長は岩手、秋田両県合わせて約27キロ。うち冬季閉鎖区間は、本県側10.6キロ、秋田県側9.8キロの全長20.4キロで、毎年開通後は「雪の回廊」と称される巨大な雪壁を目当てに大勢の観光客が訪れている。積雪のため昨年11月4日に閉鎖され、3月下旬から開通に向けた除雪作業が進められていた。

 同センターで行われた開通式では、関係者がテープカットして開通を祝った。宮野孝志盛岡広域振興局長は「開通は地域の本格的観光シーズンの幕開け。アスピーテの雪の回廊は全国で一番長い回廊で、迫力ある景観は訪れる皆さまを魅了すると確信している。岩手の魅力を全国や海外に発信しアピールする契機にしたい」と意気込んだ。しかし、同日は、頂上付近が吹雪いて路面の凍結も見られたため、やむなく通行止めの措置が取られた。

 県によると、雪の回廊の高さは最大約7メートルといい、家族と一緒に訪れた盛岡市の会社員鈴木一孝さん(42)は「開通日に来るのは初めてだったので通行できないのは残念。雪の回廊と雄大な景色を見たいので、16日にまた来たい」、八幡平市の八幡平自然散策ガイドの会会員の芦名沢正栄さん(65)は「ガイドになって初めての年なので、雪の回廊を通って頂上まで行きたかった」と残念そうだった。

 県は、16日以降も天候や道路状況を確認するなどして通行可能かどうか判断する。積雪や路面凍結の恐れがあるため5月下旬ごろまでは夜間(午後5時から翌午前8時30分)は通行止めの措置が取られる。一方、八幡平樹海ライン(延長約17キロ)は22日午前10時に開通する予定。

 アスピーテラインは、毎年4月の第3金曜日に両県で同時開通してきたが、2017年度は16年度に比べ1週間ほど遅く海外ツアーの影響などが懸念されたことから、開通日を16年度と同日に設定した。