ホーム 県内外 一関・両磐 胆江 北上 花巻 動画ニュース
2017年5月
« 4月  
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031 
コラム 記者ワープロ

成功へ県民スクラム

(5/5)

ラグビーW杯2019関係者に聞く 上

「県民一丸となってスクラムを組んで取り組む」と成功に向け意欲を語る上田部長=県庁

県文化スポーツ部
上田幹也部長

 2019年ラグビーワールドカップ(W杯)に向け、県や釜石市など関係・機関団体で組織する実行委員会が設立されたほか、試合会場となる同市の釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)が着工するなど、17年度に入り開催に向けた準備が本格化している。10日は予選リーグの対戦相手が決まるプール組分け抽選会が京都市で行われ、国内外の開催機運も高まりつつある。今年度から県に新設された文化スポーツ部の上田幹也部長と県ラグビーフットボール協会の白根敬介会長に、W杯成功に向けた取り組みや課題を聞いた。

 ―W杯成功に向けた決意は。

 東日本大震災の被災地ということもあり、(大会)が復興の大きな力になると思っている。実行委員会を立ち上げ、ようやく準備に向けた本格的な体制が整った。これからも県、釜石市とともに県内のより多くの人に参画してもらい、県民一丸となってスクラムを組んで取り組んでいきたい。

 ―大会開催を通じた復興、スポーツによる地域創生については。

 スポーツの力は災害を経験した県民が、地域への愛着や誇りを深め、さらには地域との一体感をつくり上げていく大きなツール、パワーの源になる。個人や地域、国内外を問わずスポーツを通じた地域での交流により地域の活性化や古里振興につながる。

 ―県内外への大会周知や機運醸成に向け、どう取り組むか。

 今年の秋ごろをめどに2年前イベントを開催したい。このほか、サポーターズクラブの会員数をどんどん増やし、多くの人に参加してもらえるようにしたい。今月下旬には前回W杯優勝のニュージーランドチームのキャプテンを務めたリッチー・マコウ氏のトークショーを予定しており、機運醸成の大きな原動力にしたい。

 ―課題となっている宿泊や交通輸送などへの対応はどうか。

 現時点で考えられる大きな課題の一つ。会場となる釜石市は宿泊のキャパシティーが小さく、宿泊を広域で考え輸送手段を効率よくする計画作りが鍵になるので、専門家に依頼しながら計画策定に向けた取り組みを進めている。2年前イベントで観客がどのように動くのか、実際に本番を想定して経験と知見を深めて本番に万全の体制で臨みたい。

 ―期待される経済効果は。

 民間調査機関の調べによると、経済波及効果は83億円という試算が出ている。釜石の試合日程が多くなれば、想定よりも大きな経済効果が期待できる。国際大会が開かれると地域の自信にもなり、他国との交流により地域への誇りや愛着が高まるなどソフト面での効果も大きい。