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コラム 記者ワープロ

県内醸造所が連携 ワインで中山間活性化

(5/10)

来月上旬、推進協設立へ

 県は、ワイン産業を軸にした中山間地域の活性化と醸造用ブドウの生産拡大を目的に2017年度から「いわてワインヒルズ推進事業」に取り組んでいる。6月上旬には県内のワイナリーが連携した「いわてワインヒルズ推進協議会(仮称)」を設立するほか、ワイナリーの新規参入者を対象にしたアカデミーの開講などに取り組み、地域一体となった特色あるワイン造りを目指す。

 県内にはヤマブドウ栽培が盛んな県北をはじめ、盛岡市や紫波町、花巻市大迫町、陸前高田市、平泉町など10のワイナリーが存在している。国内外のコンクールで入賞するなど、本県ワイン産業への関心や需要が高まる中、同事業では安定した原材料確保や高品質な県産ワインのPRなどに取り組む。

 事業内容は同協議会設立▽いわてワイン生産アカデミーの開講▽いわてワイン研究会の設立と醸造技術向上講座の開催▽地域に適した醸造用ブドウの品種選定。

 具体的には県内ワイナリーなどで構成するいわてワインヒルズ推進協議会(仮称)を設立し、原材料確保に向けた課題解決への取り組みを協議するほか、連携したPRを推進する。県産ワインのさらなる品質向上に向けて、ワイナリーなどで構成する研究会を設立し技術の向上を図る。さらに、高品質な原材料の安定確保や他県産地との差別化に向けた新品種導入の試験実施などに取り組む。

 本県の14年度のブドウ栽培面積は368ヘクタールで、このうち醸造用ブドウは130ヘクタールと約3割を占める。特に醸造用のブドウの栽培面積は、生産者の高齢化や担い手不足などにより減少傾向にある。15年度の本県のワインを含む果実酒の製造量は709キロリットルで、10年前の05年度から212キロリットル増加している。

 県農産園芸課の下斗米真園芸特産担当課長は「不足している醸造用ブドウの確保に努めるとともに、岩手のおいしいワインを多くの人に飲んでもらえるよう、ワイン造りを盛り上げていきたい」としている。