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コラム 記者ワープロ

本県ゆかり ミステリー作家に焦点 県立図書館企画展

(5/25)

岩手ゆかりのミステリー作家の代表作や関連資料を紹介している県立図書館の企画展

代表作、インタビュー紹介

 盛岡市の県立図書館で、企画展「岩手のミステリー作家たち」が開かれている。銭形平次シリーズの生みの親をはじめとする本県ゆかりの作家12人の代表作や、同館の質問に作家が答えたインタビュー記事を紹介し、謎解きファンの関心を集めている。7月9日まで。

 岩手が生んだ数多くのミステリー作家について知ってもらおうと初めて開催。奥州藤原氏滅亡を題材にした「黄金流砂」で第28回江戸川乱歩賞に輝いた故中津文彦さん(釜石市出身)、浮世絵研究家が主人公の「写楽殺人事件」でデビューし、歴史小説や怪奇小説の分野でも活躍する高橋克彦さん(盛岡市在住)、子供の誘拐事件からさまざまな真相が明らかになる「愛こそすべて、と愚か者は言った」で第3回ミステリー倶楽部賞高見浩特別賞を受けた沢木冬吾さん(花巻市出身)らにスポットを当て、関連図書など276点を展示している。

 岡っ引きの平次が卓越した推理力と「投げ銭」を駆使して難事件を解決する銭形平次シリーズで知られる紫波町出身の野村胡堂(1882~1963年)のコーナーでは、シリーズ第1作が掲載された雑誌「文芸春秋オール読物」(1931年発行)やレトロな雰囲気の挿し絵が入った昭和初期の短編集など、ファンにはたまらない貴重な資料を見ることができる。

 10人の作家が同館からの質問に答えたインタビュー記事も好評を博している。記事では高橋さんが岩手にミステリー作家が多い理由について「蝦夷(えみし)の時代から岩手は秘境で、そのイメージはさほど変わらない。だからこそミステリーやロマンが書きやすい土地ともいえる」と背景を考察している。

 開館時間は午前9時~午後8時。27日、31日、6月30日は休館。