ホーム 県内外 一関・両磐 胆江 北上 花巻 動画ニュース
2017年6月
« 5月  
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
コラム 記者ワープロ

危機管理体制を強化 岩手大、県教委岩泉町教委

(6/15)

協定書にサイン後、協力を誓う、左から高橋県教育長、南センター長、三上町教育長

学校防災で協定

 岩手大地域防災研究センターと県教委、岩泉町教委の3者は14日、学校防災に関する協定を締結した。2016年8月に本県を襲った台風10号で受けた甚大な被害を教訓に、台風災害を想定した全国でも珍しい学校版タイムラインの作成や児童生徒用の防災教育教材の開発などに協力して取り組み、県内の学校に情報提供して災害時の危機管理体制に生かしてもらう。

 台風10号被害に絡んで同センターが中心となり、町内の学校に対し被害状況や発災時の対応などを聞き取り調査し対応状況や課題などを報告書にまとめ、作成したリーフレットを県内の市町村教委や主だった学校に配布した。一層連携を強化し学校防災の取り組みを全県に波及させようと、協定を締結することにした。

 県庁で行われた締結式には、南正昭同センター長、高橋嘉行県教育長、三上潤町教育長らが出席。3者が協定書にサインし協力を誓った。期間は19年3月までの約2年間。

 タイムラインとは、災害発生状況を想定し、防災行動とその実施主体を時系列で整理した計画。3者は今後、町内の児童、生徒、保護者にアンケートを実施し、災害時の学校や家庭などでの対応の目安を含む学校版タイムラインを作成するほか、児童生徒用に防災教育教材の開発・提供を行い、研修会の開催などに取り組む方針で、タイムラインや教材は県内の学校で防災教育に生かしてもらいたい考え。

 南センター長は「防災や災害復興に関わって人材育成の取り組みを進めており、子供たちが生きる力を付けることに向け協調して活動を進めたい」、高橋県教育長は「大災害時には学校の安全確保は大事。岩手の未来にとって子供たちが地域の担い手となる力を育む視点でも3者の取り組みは重要」、三上町教育長は「災害時に子供たちの安全を確保するため、協定をスタートに地域と学校が一緒になって防災対策に取り組みたい」と意欲を示した。