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コラム 記者ワープロ

「復興に協力したい」 堀内盛岡地方・家庭裁判所長

(6/20)

着任会見で抱負を述べる堀内所長

 盛岡地方・家庭裁判所に着任した堀内満所長(60)は19日、盛岡市の同地裁で記者会見し、東日本大震災の被災県であることを踏まえ「被災者の立場や状況を踏まえて事件を適正・迅速に処理し、復興に協力したい」と抱負を述べた。

 会見の中で堀内所長は、名古屋高裁時代に主任裁判官として担当した木曽川長良川連続リンチ殺人事件を印象に残る事件として取り上げ、「3人の裁判官で真剣に議論し評議を尽くすことの意味を味わい、とことん協議する自身の傾向ができた」と、裁判官人生のターニングポイントを語った。

 また、準備段階から広報面などで尽力した裁判員裁判制度に触れる中で「たくさんの裁判員と接し、裁判所は国民目線で仕事をしなければいけないと痛感した。国民のニーズに応え、質の高い法的サービスを提供するのが裁判所の務めで、その役割を果たすためにも風通しの良い組織にして活性化したい」と意気込みを示した。

 着任後に被災地の釜石市を視察し「(発災から)時間がたって復旧が進んでいることは間違いないが、まだまだこれからという感じがした」と述べた。

 本県の印象については「朝夕の風景や山並み、川の流れなどに癒やされる。気持ち良く買い物や食事ができるのは、誠実な県民性のなせる業ではないか」と話した。

 長野県上田市出身。慶応大法学部卒。これまでに浦和地裁判事補、名古屋高裁判事、金沢地家裁判事(部総括)、名古屋地裁判事(部総括)などを歴任している。