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コラム 記者ワープロ

東陵中を先行検討 東部地区 市教委が方針

(9/16)

北上市立小中校適正配置

 北上市教委は、市立小中学校適正配置等基本計画案で示した北上川の東部(河東)地区について、東陵中学校の適正配置を先行して検討を進める方針だ。計画案で統合対象となった東陵学区の立花、黒岩、口内、照岡の4小学校は、中学校の協議後に検討。まずは東陵中の適正配置について、同学区小中学校のPTAと協議を始める。

 2010年度に発表された計画案では、少子化や学校施設老朽化を受け市内小中学校13校の統合検討が示された。このうち河東地区4小学校の統合校は当初、立花小校舎を活用する案だったが、その後校舎の老朽化や通学路の防災上の理由から見直しが必要となった。各地区でも市教委と住民がこれまで意見交換を重ねてきたが、地区ごとに賛否を含めて考え方に温度差がある状況だ。

 協議の中で、生徒数が減少傾向にある東陵中を先に検討すべきだとの意見も多く、市教委は15年度から、東陵学区内の小中学校PTAから意見聴取することを各地区自治協議会役員に説明、了承を得たという。

 黒岩地区では13年度、小学校統合については基本的に了承し、「生徒数が減少し、部活の数も少ない」として東陵中の先行検討を付帯意見とする結論を市教委に提出している。14日夜に黒岩地区交流センターで開かれた同地区の市政座談会で、河東地区の小中学校統合の方向性を問う住民の質問に市教委側が方針を説明。今後、小中学校PTA20人と協議する組織を設立し、東陵中の方向性を具体的に検討していく方針を伝えた。

 検討組織でのPTAの意見を踏まえ、市教委は各地区住民と意見交換。教育委員や市議会との協議などを経て、今年度末にも市全体の新たな市立小中学校適正化計画案(17~21年度)を策定したい考え。

 東陵中は1995年度開校。生徒数は144人(5月1日現在)。当初計画案では「統合も視野に検討を進め、広域的な学校配置も模索する」としていた。小原善則教育長は「地域の意見と共に、保護者の意見も大事にして丁寧に進めていきたい」とし、慎重に検討していく方針だ。

 当初計画案で具体化したのは、2012年度に成田小が飯豊小、花巻市立南城小と統合した1例のみ。各地区で協議が続けられたが、表立った進展はない