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コラム 記者ワープロ

保育士復職 参考に 北上市教委ワークショップ 悩みや課題共有

(9/16)
保育士復職に当たり、悩みや課題について意見交換する参加者

保育士復職に当たり、悩みや課題について意見交換する参加者

 北上市教委は、保育士や幼稚園教諭の資格を持ちながら子育てなどで離職している人を対象とした研修会「保育士等復職プログラム」を実施している。15日はワークショップを行い、復帰者の体験談を聞き率直に意見交換。同じ境遇の参加者が悩みや課題を共有し、復職に向けた参考とした。

 市内の保育施設では多くの待機児童を抱え、保育士不足が深刻化している現状から、市教委は資格を持つ「潜在保育士」確保へ2015年度からプログラムを開始。昨年度は12人が参加し、8人が保育現場へ復帰した。 2年目の16年度は今月1日から始まり、16人が参加。初回は市内の保育園、幼稚園を見学し、2回目は子供の現状、対応の仕方などの講義を受講。3回目の15日は黒沢尻西地区交流センターで行われ、手遊びや童歌を実践し意見交換した。

 昨年度プログラムを受講し、江釣子保育園地域子育て支援センターの保育士として復帰した遠藤真衣さん(31)は「工場やパート勤務も考えたが、勘を取り戻して働こうと思った。最初はてんやわんやだったが、3人の子供たちも少しずつ成長した。お母さん方と話ができて気分転換になり、教えられることも多かった」と体験談を披露した。

 同日出席した14人は子育てもあり、復職に意欲を持ちつつも「自分の子を預かってくれる場所があるか心配」との声が目立った。さらに「子供(子育て)が落ち着いたら」との事情や、長く現場を離れていたことで「即戦力になれるか不安」との声もあった。

 遠藤さん、飯豊保育園の眞田恵副園長らが自らの経験を踏まえアドバイス。眞田副園長は「それぞれの事情に応じ、働き方や時間帯を考慮して働いてもらっている」と、柔軟な勤務も可能と説明した。

 希望者は今後、幼稚園や保育園で体験や参観するが、全体プログラムはこれで一区切り。伊藤寿美恵さん(32)は「子供を持ち、同じように保育士に戻りたいと思っている人がいることが分かった。いろいろな園を見学でき、いい情報を知れて良かった。子供を預ける場があれば働きたい」と目を輝かせ、畑秀美さん(31)も「この仕事が楽しいと改めて思った。復職したい気持ちが高まった」と強調。最後に参加者はそれぞれの事情に応じ、復職を目指したい意向を語った。