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コラム 記者ワープロ

北上市「空き家バンク」 HP開設、物件紹介

(9/20)

移住・定住促進 定期的に相談会も

 北上市は、空き家物件を登録、情報公開し、購入や賃貸につなげる「空き家バンク事業」を始めた。空き家バンクのホームページ(HP)を開設し、定期的に相談会を開催。まずは供給できる物件を確保して買い手(借り手)とのマッチングを図り、空き家の活用促進や移住・定住を推進させたい考えだ。

 市内で増加傾向にある空き家を居住の場として認知を広め、購入や賃貸需要を喚起しようと、市は8月に空き家バンクを創設。7月に市と「空き家バンク事業の媒介業務に関する協定」を締結した県宅地建物取引業協会や関係団体の協力を得て、相談会や空き家の登録支援などを進めている。

 市都市計画課によると、8月に開いた初の相談会で「空き家物件を売却したい」といった所有者からの相談が5件あった。今月22日の相談会にも、10件ほどの予約があるという。

 売却の相談は、将来も空き家を使う見込みがない、北上出身の県外(仙台圏、首都圏など)在住者らが中心。「今ある空き家をどうしたいか、所有者側との話し合いを続けている物件もある。そこからバンクに登載できる物件を確保していきたい」(同課)という。

 18日現在で鬼柳、和賀、相去の3地区で1件ずつ、計3件が空き家バンクに登録済み。相続登記などの課題をクリアすれば、今後順次登録が増える見込みという。

 空き家バンクのHPでは、物件ごとに間取りや外観、面積、売却価格、建築年月、設備(水道、電気、トイレなど)、家屋の状態などを紹介。購入や賃貸につながる具体的な紹介には至っていないが、問い合わせは数件寄せられているという。

 同課は「まずは相談を重ね、買い手にしっかりと提供できる空き家の物件を増やすのが第一段階。中古住宅や古民家も含め、幅広い選択肢を示せるようにしたい」と強調。古民家活用事例や住まいの利便性など付加価値情報を発信し、「第二段階としてシティプロモーションや移住・定住につなげていきたい」という。

 空き家の増加は、環境衛生上の悪影響が懸念され、空き家の利活用は大きな課題となっている。市は10月以降も毎月、所有者や売却希望者らを対象に相談会を開催する予定で、空き家に関する相談も随時、市役所江釣子庁舎内の都市計画課で受け付けている。