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コラム 記者ワープロ

「テニスのまち」後世へ 旧常盤台コート跡地

(9/28)
除幕した記念碑で記念撮影する出席者

除幕した記念碑で記念撮影する出席者

記念碑を建立

 【北上】1970年の岩手国体で軟式庭球(ソフトテニス)の会場となった北上市常盤台1丁目の旧常盤台テニスコート跡地に、記念碑が設置された。27日に現地で除幕式が行われ、関係者は1巡目国体の歴史を後世に語り継ぎ、今回の2巡目国体の成功と北上のスポーツ振興を誓い合った。

 記念碑は、北上石材店(同市鬼柳町、伊藤英明代表取締役社長)が創立50周年を記念し市に寄贈。高さ1メートル20センチ、幅1メートル10センチの御影石で、1巡目国体当時の写真が刻まれた。

 同コートでは1巡目国体以降も、85年の全日本総合軟式庭球選手権をはじめ数多くの大会を開催。記念碑には「ソフトテニスのまち 北上が定着することになった」と記された。

 式には市や県ソフトテニス連盟、市ソフトテニス協会、1巡目国体の出場選手らが出席。伊藤社長、髙橋敏彦市長らが除幕した。

 伊藤社長は「地域の皆さんに支えられ50周年を迎えることができ、何か恩返しできないか模索してきた。今後、この石碑を基に北上市のさらなる飛躍とソフトテニス協会の活躍の礎になれば」と託し、髙橋市長は「心よりお礼申し上げる。ここはソフトテニスに関わる人材を輩出している『聖地』。この精神を引き継いでいきたい」と謝辞を述べた。

 記念碑の管理を担う市ソフトテニス協会の小田島秀一会長は「かつてここでプレーした選手が来て、懐かしんでもらえれば」と強調。同コートを北上のソフトテニスの「聖地」として伝承していく考えだ。

 同コートは2000年度に廃止後も、14年度までスポーツの場として利用された。南側では17年4月に開所する黒沢尻北小学校区の新しい学童保育所を整備中。北側は黒沢尻幼稚園の移転予定地となっている。

地元開催を活力に 1巡目国体優勝の瀬川さん

選手へエール

 旧常盤台テニスコート跡地の記念碑除幕には、1巡目国体で岩手教員チームの一員として優勝に貢献した盛岡市ソフトテニス協会副会長の瀬川知良さん(72)も駆け付け、除幕に当たった。

 当時は本県初の8面コートで、瀬川さんも選手として「鼻が高かった」という。2回戦から決勝まで雨天で室内での戦いとなり、同コートで試合したのは1回戦のみだったが「立ち見の観衆がいっぱいで感動した」と当時を振り返り、「コートがなくなったのは寂しいが、当時のことをまた思い出させてくれた」と感謝する。

 メンバー6人のうち3人が鬼籍に入り、「石碑が建てられ、喜んでいると思う」と思いを代弁。今国体で、岩手チームには「地元開催を活力に変え、『絶対勝つ』という気迫あふれるプレーを見せてほしい」と期待した。