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コラム 記者ワープロ

最優秀は稲垣君(愛知小5) 入賞作決まる

(10/15)

おかあさんの詩全国コンクール

 【北上】北上市などは14日、サトウハチロー記念第20回「おかあさんの詩」全国コンクールの審査結果を発表した。全国各地や海外から3225人の応募があり、最優秀賞には愛知県西尾市立中畑小学校5年の稲垣颯太君(11)の「お母さんが通っていた小学校」が選ばれた。

 市は原則20歳以下を対象に作品を募集。20回記念となった今回は本県など東北各県をはじめ愛知、大阪、広島、東京、熊本、北海道など26都道府県と米国、インドの合わせて3259編が寄せられた。

 今月4日、東京都内でハチローの弟子ら詩人5人が審査。特に稲垣君の作品について、ハチローの直弟子で審査委員長を務めた渡部千津子さん(東京都武蔵野市)は「お母さんの子供時代を想像するのはちょっと難しい中、お母さんの通っていた小学校が媒体となっていろいろな話や想像ができ、思いの軌跡が丁寧に書かれている。少し大人びたいい詩になった」と評価した。

 稲垣君は「お母さんは今まであまり小学生の頃の話をしなかったが、この日は懐かしそうにいっぱい教えてくれたので詩に書こうと思った。この詩が選ばれてすごくうれしい」と喜びのコメントを寄せた。

 優秀賞には熊谷陽奈々さん(北上市立二子小3年)、渡部竣君(山形県東根市立大森小6年)、特別賞には東海林宇宙君(山形県新庄幼稚園年長)、駒込一星君(北上市立更木小1年)が選ばれた。未就学児の特別賞受賞は初という。

 今回の応募総数は前年を452編下回ったものの、北上市内の小学生からは前年を528編上回る1973編が集まった。主催者は「中学生以上が減少したのは今後の課題」とした。

 同コンクールは、詩集「おかあさん」など母を題材とする数々の詩を書き残したサトウハチロー(東京都出身)の業績を顕彰し、ハチロー記念館開館翌年の1997年に始まった。今回までに累計で8万5051編もの作品が寄せられた。

 ハチローの次男で館長の佐藤四郎さん(79)は「ハチローの名を付けたコンクールで20回続いたのは初めて。今回も、おやじが生きていたら逆立ちして喜ぶような作品もある」と目を細めていた。

 表彰式と入賞発表会は11月12日午後1時から、市文化交流センターさくらホールを会場に、北上翔南高校ボランティアチームの企画運営で行われる。

お母さんが通っていた小学校
              稲垣 颯太
 サッカーの試合があった
 試合で行った小学校は
 お母さんが通っていた小学校
 前の日から
 三十年ぶりぐらいに行くんだよ
 だいぶ変ってるかな
 お母さんは楽しそうにしてた

 お母さんが通っていた小学校
 ぼくは初めて行った
 大きな木がたくさんある
 運動場も広い
 校舎は中畑小学校よりも古いかな
 池の横に古ふんがあってびっくりした
 ぼくの通っている小学校とはだいぶちがう
 ここにお母さんが通っていたんだな
 なんか不思議な気がした
 お母さんが通っていた小学校
 校舎もそのままだ
 体育館は、卒業するころに出来たんだよ
 この教室で勉強していたんだよ
 いろいろ話してくれた
 お母さんは昔、ここで遊んでいたんだな
 何をして遊んでいたんだろう
 なんか不思議な気がした