ホーム 県内外 一関・両磐 胆江 北上 花巻 動画ニュース
2016年12月
« 11月  
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
コラム 記者ワープロ

記録映画、初の上映会 患者さんと生きる 増田医師のトークも

(10/16)
医療に対する思いなどを語る増田医師(中央)と北村院長(右)。左は司会の伸也さん

医療に対する思いなどを語る増田医師(中央)と北村院長(右)。左は司会の伸也さん

 地域住民の健康や命を守っている医師に焦点を当てたドキュメンタリー映画「増田進 患者さんと生きる」の上映会(実行委主催)は15日、西和賀町上野々の町文化創造館銀河ホールで開かれた。旧沢内病院(現町立西和賀さわうち病院)で院長を務め、現在も町内で診療する増田医師(82)の活躍を収めた映像を紹介。上映後のトークイベントでは、旧沢内村(現西和賀町)に赴任してきた時のエピソードや現代医療に対する考えを披露した。

 増田医師は、旧沢内村で生命尊重行政を推進した深沢晟雄村長時代の1963年に着任。99年に転任するまで36年間にわたって沢内病院に勤めた。宮古市の医療機関などに勤務した後、2007年に同町で診療所を開院し、現在も住民の健康を守っている。

 映画は、北上市在住の双子のプロデューサー都鳥拓也さん・伸也さんが手掛けた作品で、増田医師の半生が96分にまとめられている。県内初上映の同日は、本人や関係者、患者らのインタビューのほか、過去の映像や写真などを交え、診療の様子や医療への思いなどを紹介した。

 上映後は、監督の伸也さん(33)が司会を務め、増田医師と大学の後輩に当たる北村道彦町立西和賀さわうち病院長(68)によるトークイベントが開催された。

 沢内病院赴任時について、増田医師は「研究資金をつくるのが目的だったが、深沢村長はそんな自分の気持ちを見透かしていたのか『サラリーマン根性を出したら承知しない』と言われた」と当時のエピソードを紹介。現在の若い医師については「患者を怖がって医療現場に出ようとしない。どんどん飛び込むべき」と持論を展開した。

 北村院長は「歴史の重みを感じさせ、本当に素晴らしい。とても貴重な記録映画だ」と作品を高く評価した。

 町内在住の高橋睦子さん(62)は「しっかり患者と向き合い、安心感を与える先生の人柄がにじみ出ていた作品だった」と喜んでいた。