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コラム 記者ワープロ

「ことばのデイケア」開設 集団リハビリで復帰支援 同じ悩み、共に克服へ

(10/16)
「ことばのデイケア」で歌う利用者ら。言葉の障害に特化した県南で唯一の集団リハビリとなっている

「ことばのデイケア」で歌う利用者ら。言葉の障害に特化した県南で唯一の集団リハビリとなっている

 病気などで言語の能力が低下した人に向けて、北上市北鬼柳の日高見中央クリニックに「ことばのデイケア」が開設されている。言葉の障害に特化した退院後の集団リハビリでは県南唯一で、県内でも2カ所目。利用者がコミュニケーションへの自信を持ち地域や家庭に戻る努力を支えている。

 言語の障害でのリハビリは、言語聴覚士との1対1のやりとりがほとんど。退院後、日常生活同様の多人数との会話を訓練できる場は全県的に少ない。「ことばのデイケア」はこの需要に応え、医療法人社団敬和会が運営する同クリニックのデイケア内にある「オアシス」で6月から開設している。

 プログラムは言語聴覚士が考案し、自己紹介や発声の反復練習などに少人数グループで取り組む。会話のリズムや雰囲気をつかめるよう誘導する構成が、病院のリハビリにはない特徴だ。うまくしゃべれない場合にも、スタッフやボランティアらによる会話パートナーがサポートする。書字練習など、個々に合わせた訓練もある。

 脳梗塞を患った人を中心に、北上のほか花巻、奥州の各市、金ケ崎町などからも利用がある。安心できる環境と障害への理解につながるため、利用者家族の同席も歓迎。今後は難病や嚥下(えんげ)障害の人らの利用も見込む。

 髙橋香純管理者代行は「発音や理解力など症状・障害に個人差はあるが、同じ悩みを持つ利用者同士なので声を出しやすいはず。安心して話せるきっかけをつくり、孤立を防ぐ輪を広めたい」と話している。

 利用は有料で、毎週土曜日の午後1時30分~午後4時に開設。問い合わせは同クリニックのデイケア=0197(64)6200=まで。