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コラム 記者ワープロ

良質米の安定出荷へ 北上中央利用組合

(10/22)
安全祈願祭でくわ入れする(左から)髙橋市長、菊池代表理事、高橋組合長

安全祈願祭でくわ入れする(左から)髙橋市長、菊池代表理事、高橋組合長

CE建設で安全祈願祭
 農事組合法人北上中央カントリーエレベーター(CE)利用組合(菊池光浩代表理事)による穀類乾燥調製貯蔵施設新築工事の安全祈願祭は21日、北上市流通センター内の建設予定地で行われた。11月に着工し2017年3月完成予定で、同年秋に収穫される17年産米から受け入れを始める。良食味で高品質なコメの安定集荷、産地確立につながることが期待される。

 花巻農協が運営する江釣子CEは、築40年近くが経過し老朽化。近年は飼料用米乾燥の稼働率が100%を超えている。施設更新に当たり、地元生産者はCEの自主運営に向け昨年8月に発起人会を立ち上げ、今年4月に法人を設立。農家の加入促進など準備に当たってきた。

 祈願祭には農業関係者や来賓、施工業者など約90人が出席。菊池代表理事、髙橋敏彦市長、花巻農協の高橋専太郎組合長がくわ入れし玉串をささげ、工事の安全を祈願した。

 菊池代表理事は「ここ数年コメをめぐる情勢は混沌(こんとん)とし、今後産地間競争はさらに激化するだろう。一番は売れるアイテムをつくることだ」と強調。「食味もさることながら高品質で均質、大ロットの三つをクリアするための施設がCEだ。施設をフル活用し北上の稲作の拠点とし、みんなで全国に北上の米を発信していきたい」と抱負を述べた。

 施設は鉄骨造り一部二階建てで、延べ床面積は938・99平方メートル。貯蔵サイロは高さ29メートル、直径6メートルで10基あり、総処理量は3000トン規模。同農協管内で8月に完成した花巻市の石鳥谷西部CEと同じ処理量。異物などを瞬時に除去する色彩選別機を含め、最新鋭の設備を導入した大型施設となる。

 建物分の事業費は8億607万円。国の「強い農業づくり交付金」のほか北上市、花巻農協の補助金、自己資金などで賄う。利用組合が運営を担い3、4人程度を雇用。繁忙期は多くの人員で対応する。

 現在の出資組合員は北上市内の528人。市内の主食用米、飼料用米を扱う。特に、近年作付が増えている飼料用米にも十分対応できると見込まれている。