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コラム 記者ワープロ

およね伝説 熱演 沢内中文化祭

(10/24)
オヨネとシンザの悲恋のストーリーを繰り広げた「沢内の愛の物語」の一場面

オヨネとシンザの悲恋のストーリーを繰り広げた「沢内の愛の物語」の一場面

 【西和賀】西和賀町立沢内中学校(中村哲校長、生徒57人)の2016年度文化祭は23日、同町沢内字太田の同校で開かれた。このうち3年生19人は、地域で語り継がれている「およね伝説」を題材にした創作劇を熱演。父母や地域住民らが集まる中、村人を救うために身をささげた娘と幼なじみとの悲恋の物語を届けた。

 同校では町民劇場の演出・脚本を担当した劇作家で演出家の大峰順二さん(68)=東京都新宿区=を招き、生徒が旧沢内村を題材にした演劇に挑戦。5年目の今回は、大峰さんが演出・脚本を手掛けた「沢内の愛の物語」を上演した。

 今回の作品は、天保の大飢饉(ききん)の頃、年貢米の取り立てに苦しむ村人たちを救うため、娘のオヨネが南部の殿様へ差し出されることになり、村中が悲しみに暮れる内容。

 盛岡へ出発する直前、幼なじみのシンザは、幸せをもたらすと伝えられるナギの葉をいつかオヨネにプレゼントすると約束。シンザは紀州熊野まで出向き、やっとの思いで手にしたものの、城中にいるオヨネに届けることはできずに離れ離れになるというストーリーを繰り広げ、来場者から拍手が湧き起こった。

 オヨネ役の太田碧さんは「劇はみんなの協力があってこそ。先生の指導のおかげでやり遂げることができた」と感謝。シンザを演じた斉藤諒君は「クラスみんなでまとまることができ、手応えを感じている」と語った。

 今回の上演に向けて、生徒は大峰さんの指導の下、2週間ほど稽古を重ねてきた。大峰さんは「最初は消極的だったが、次第に演じようとする意欲が出るようになり、自分たちで考えながら演技をするようになった」と成長を感じていた。