ホーム 県内外 一関・両磐 胆江 北上 花巻 動画ニュース
2016年12月
« 11月  
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
コラム 記者ワープロ

トンネル事故に備え、秋田道で防災総合訓練

(11/3)
トンネル防災総合訓練で要救助者が閉じ込められた車両のドアをこじ開ける消防隊員

トンネル防災総合訓練で要救助者が閉じ込められた車両のドアをこじ開ける消防隊員

 NEXCO東日本北上管理事務所(柴田裕之所長)による秋田道のトンネル防災総合訓練は2日、下り側にある西和賀町内の錦秋湖雪氷基地広場などで行われた。和賀仙人トンネル内での多重衝突事故を想定し、交通・防災関係機関などと共に迅速な安全確保の連携体制を確認した。

 事故発生時の役割の再確認と連携強化、対応力向上などを目的に1997年から実施。同事務所のほか県警高速隊、北上地区消防組合と秋田県横手市の両消防本部、日本自動車連盟(JAF)、県消防防災航空隊など9機関・事業所から約100人が参加した。

 秋田道は対面通行が多く緊急車両の到着に時間がかかり、北上ジャンクション―横手インターチェンジ間は12のトンネルがあるため、訓練が重要となる。

 同日の訓練では4台の多重衝突と車両火災が発生したという状況を設定。救助や消火、要救助者の搬送など一連の流れを確認した。

 同広場では、トンネル内に見立てたコースに事故車両を配置。消防は負傷者が閉じ込められた車両のドアを専用の器具で実際にこじ開けるなど、救助や避難誘導に当たった。JAFと水沢ボデーのレッカー車は車両を素早く撤去し、交通を確保。錦秋湖サービスエリアには県防災ヘリ「ひめかみ」が着陸し、重体者を病院に搬送した。

 柴田所長は「並行する国道107号では2015年の土砂災害からの復旧工事が夜間に行われ、容易に秋田道を通行止めできない。訓練は20年目で、非常によく参加者の連携が取れている。地道な取り組みを続け、利用者の安全を守る」と気を引き締めていた。