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コラム 記者ワープロ

発電所が稼働開始 北上市 地域貢献型太陽光事業

(11/10)
完成したきたかみコミュニティソーラー発電所。環境保護とまちづくりへの貢献が期待される

完成したきたかみコミュニティソーラー発電所。環境保護とまちづくりへの貢献が期待される

益金の一部還元

 北上市稲瀬町金附に建設が進められてきた地域貢献型太陽光発電事業「きたかみコミュニティソーラー発電所」が稼働を開始した。市有地を活用し、地元企業が発電所を設置。売電した益金の一部を認定NPO法人を通じ市民活動団体などに寄付し、地域活性化の活動に役立ててもらう仕組み。再生可能エネルギー活用による環境保護とまちづくり両面への貢献が期待される。

 発電所は産業廃棄物処理、リサイクル業のマルサ(同市成田)が設置。市の遊休地を借り受けて6月から工事を始め、約2ヘクタールの土地に太陽光パネル7560枚を取り付けた。事業費は土地造成、パネル設置、市への20年分の土地賃借料合わせて約4億8000万円。

 10月21日に送電線が稼働し、東北電力に売電を開始。発電出力は1890キロワットで、一般家庭約600世帯分の電力に相当する。

 事業期間は20年間を想定。発電所は、マルサと認定NPO法人きたかみ市民活動基金(同市大通り1丁目)が「きたかみコミュニティソーラー協働事業体」として共同運営する。同基金によると、地域貢献を目的としたコミュニティソーラーは全国2例目という。

 マルサは売電による益金の一部を同基金に寄付。同基金は寄付金を「まちづくりチャレンジ補助金」などで市民活動団体、地域づくり組織に助成。市内でのさまざまなまちづくり活動、協働事業に役立ててもらう。

 9日は現地で完成見学会、ホテルシティプラザ北上で完成報告会と祝賀会が開かれた。

 事業は2年越しで実現にこぎ着けた。マルサの佐藤直也代表取締役社長は「市民活動をしながら、地元に還元できないかと思っていた。固定価格買い取り制度の変更もあったが、皆さんのご協力でここまできた。地に足を着け北上市、地域が良くなるような活動をしていきたい」と決意を述べた。