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コラム 記者ワープロ

世界制した技と心 アテネ金の鈴木桂治氏 柔道教室で児童ら指導

(11/28)
子供たちの前で技を披露する鈴木氏(左)

子供たちの前で技を披露する鈴木氏(左)

 2004年アテネ五輪柔道100キロ超級金メダリストの鈴木桂治氏(36)を迎えた柔道教室(西和賀町柔道協会主催)は27日、同町湯本の町湯田農業者トレーニングセンターで開かれた。参加した町内外の小中学生が、世界一の技に触れたほか、強くなるために必要な心構えを学んだ。

 鈴木氏は1980年6月茨城県生まれ。2003年に無差別級、05年に100キロ級で世界選手権優勝。全日本選手権は4度制した。現在は母校の国士舘大男子柔道部監督で体育学部准教授。

 教室は、町地域おこし協力隊員の一人が同大柔道部出身で、後輩として鈴木氏とつながりがあったことがきっかけ。同協会設立10周年記念事業として、小中学生の心身の成長と地域武道の活性化につなげようと企画され、町内のほか北上、花巻、奥州、一関、盛岡の各市から計130人が参加した。

 子供たちは2人一組になって技の動きを反復する打ち込みを練習。鈴木氏は▽相手の柔道着はしっかりつかむ▽相手に強く当たる-などのポイントを伝え、「実戦で技を繰り出せるようにするための練習なので、試合を想定して取り組んでほしい」と打ち込みの重要性を力説した。

 体格差のある選手には「力でねじ伏せようとは思わず、相手の力を利用する」とアドバイス。一方、「ひざを曲げて腰を低くすると相手は技を出しにくい」と防御方法も助言した。

 このほか、大外刈りや内股、足払い、一本背負いなどを披露。五輪王者が繰り出す一流の技に子供たちは真剣な表情で見入っていた。

 沢内中学校柔道部主将の有馬秀人君(2年)は「金メダリストだけあって技の切れがすごい。今後の大会で活躍できるように、きょう指導を受けたことを踏まえて一生懸命練習したい」と意気込みを語った。