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コラム 記者ワープロ

「名士」集め白波五人男 黒沢尻歌舞伎

(11/29)
黒沢尻歌舞伎保存会の2016年度公演の稽古に励む県議、市議、団体代表ら

黒沢尻歌舞伎保存会の2016年度公演の稽古に励む県議、市議、団体代表ら

前会長追悼へ来月公演

 【北上】町歌舞伎の継承に取り組む黒沢尻歌舞伎保存会(髙橋イ子会長)の2016年度公演は、12月11日に北上市さくら通りの市文化交流センターさくらホールで開かれる。春の「さくら道中」に続き、15年に死去した髙橋司前会長を弔う舞台。13年ぶりの北上名士劇として「白波五人男」を上演し、伝統文化を引き継ぐ思いを新たにする。

 宿場町で芸人の興行も盛んだった旧黒沢尻の情緒を残そうと、1988年に結成した同団体。85歳で亡くなった初代の髙橋前会長は、同市新穀町の橋本かつら店で店員ともども盛岡や奥州の文士劇に裏方として尽力。同会でも2004年に地元の“名士”を集めた公演を企画した。

 今回はそれ以来の名士劇で、13年前と同じ「白波五人男」を上演する。粋な義賊が活躍する人気の高い一幕で、関根敏伸県議、阿部眞希男、梅木忍の両市議、佐藤一郎NPO法人きたかみ観光NEXT代表理事、髙橋隆紀北上青年会議所理事長が豪傑や快男児に扮(ふん)する。

 5人は多忙なスケジュールの合間を縫って、同店などで稽古を重ねている。このうち関根県議は、04年に続いて再び南郷力丸を演じる。髙橋前会長について「何時間でも歌舞伎を語れる熱い思いを持った人だった。出演でいくらかでもしのぶことができれば」と思いを込めて所作を確認していた。

 同団体の活動人員は同市を中心に約30人。高校生以下の「子供歌舞伎」も成長している。司さんの妻のイ子会長は「移り変わりの激しい時代だからこそ、温故知新をモットーに歌舞伎をやる。上演の継続には来場者に鑑賞の方法を伝えるのも大切」と意気込んでいる。

 当日は舞踊「菊の露」「春待月」も上演。午後1時開演で、前売りチケットは一般2000円(当日は300円増し)、学生、高校生は500円、中学生以下は無料。問い合わせは同店=0197(63)4529=へ。