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コラム 記者ワープロ

「滞在型」への転換課題 北上・展勝地フォーラム

(12/13)
開園100周年に向けた課題と展望を探った展勝地フォーラム

開園100周年に向けた課題と展望を探った展勝地フォーラム

100周年向け展望探る

 「展勝地フォーラム~展勝地における観光の在り方~」は11日、北上市本石町の日本現代詩歌文学館で開かれた。展勝地エリア各施設群や観光客の現状と課題が報告され、2021年の展勝地開園100周年に向け今後の展望を探った。

 展勝地の持つ歴史的役割や魅力を再発見しようと開園100周年記念事業準備委員会(会長・髙橋敏彦市長)が主催し、隔年で開催。今回は市民ら約70人が集まった。

 北上観光コンベンション協会の菅原一彦コンベンション推進員は「展勝地エリアの年間約60万人の来場者は4、5月に集中している。ここ2年は桜の開花が早まり、大型連休まで持たずに客が少なくなっている。最近は外国人客が増加しているが、通過型の観光だ」と現状を指摘した。

 課題にピーク時の交通渋滞緩和や「滞在型」観光への転換などを挙げ、「外国人観光客はアグレッシブな行動を取る。SNSなどでリアルタイムな情報発信やWi-Fi(公衆無線LAN)、通訳ボランティア、外国語表記など受け入れ態勢整備が必要だ」と述べた。

 レストハウスを運営する株式会社展勝地の軽石昇社長は、地元異業種有志が1990年に立ち上げた同社の26年間を振り返り「利益のための利益は追求せず、エージェントは使わずに『顔と顔』を大事にしてきた。お金ではない地域づくりに貢献できた」と強調。「今後もこのやり方を重視しつつ、地域にお金が回るような地域づくりもしていきたい」と意気込みを語った。

 市商業観光課の芳野重樹課長補佐は昨年度指定管理制度が導入されたみちのく民俗村、市立博物館の杉本良館長補佐は9月にリニューアルオープンした同館の現状についてそれぞれ報告。文化財を社会教育、観光客にどう結び付けるかを語った。このほか、陸前高田市出身のノンフィクションライター千葉望氏が「旧暦を生かして暮らしを楽しむ」と題し特別講演。会場では北上コンピュータ・アカデミーの学生が作った国見山廃寺のバーチャルリアリティー映像が公開された。