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コラム 記者ワープロ

2車線通行が再開 土砂崩落から1年9カ月

(12/18)
1年9カ月ぶりに2車線通行が再開された復旧工事区間=17日午後2時10分ごろ

1年9カ月ぶりに2車線通行が再開された復旧工事区間=17日午後2時10分ごろ

西和賀町杉名畑・国道107号

 西和賀町杉名畑地区で発生した土砂崩落に伴い、一部区間で続いていた国道107号の交通規制は17日に解除され、約1年9カ月ぶりに2車線通行が再開された。工事が当初の計画より大幅に前倒しされ、年内の通行再開にこぎ着けた。同日は町主催の感謝の集いが開かれ、出席した関係者が早期復旧を祝った。

 雪が降る中、同町杉名畑の道の駅錦秋湖前では午前9時50分から付近の5キロ区間を一時全面通行止めとし、片側規制の機材を撤去。県北上土木センター職員による安全確認後、10時に2車線通行が再開された。

感謝の集いであいさつする細井町長

感謝の集いであいさつする細井町長

 同町川尻の夢プラザで開かれた感謝の集いでは、50人以上の関係者を前に細井洋行町長があいさつ。髙橋敏彦北上市長、高橋大秋田県横手市長らが祝辞を寄せた後、細井町長が復旧工事担当の業者に感謝状を贈った。

 細井町長は「これまでみんなが大変な思いをしてきた中、この日を迎えることができた。2車線が確保できたのは全ての皆さんの理解と協力のおかげ」と感謝した。1年9カ月ぶりの規制解除に、小寺きよ子さん(64)=北上市川岸=は「片側通行は不便だったが、(これからは)2車線とも通れるので、西和賀へ行くのが便利になる」と喜んだ。

 2015年3月29日の土砂崩落事故では、国道のスノーシェッドが損壊。県は周辺の約5キロ区間を全面通行止めとし、ロックシェッドによる復旧工事に着手した。同年11月の片側通行再開後も、今年6月の1カ月間の全面通行止めや夜間通行止めなど規制しながら急ピッチで工事を進め、当初の計画(17年9月上旬)より約9カ月早く2車線通行が再開された。

 同センターによると、冬期間の休工を経て来春工事を再開し、ロックシェッド上部工に緩衝材を設置するほか、道路の本舗装を実施。完成は来年7月下旬を見込んでいる。施工延長は34・35メートル。事業費は8億5500万円。

 県南広域振興局の堀江淳局長は「冬季間も安全な道路管理に努めるとともに、残りの工事も安全に進めていく」と語った。