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コラム 記者ワープロ

冷水の中威勢よく 長松垢離とり 無病息災祈る

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真冬の沢水に入って身を清める下帯姿の男たち

真冬の沢水に入って身を清める下帯姿の男たち

 【西和賀】西和賀町指定無形民俗文化財の「長松垢離(こり)とり」は9日、同町湯之沢地区で行われた。参加した下帯姿の男たちは、威勢の良い掛け声を上げながら沢に飛び込み、冷水に漬かりながら今年1年の無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。

 湯之沢裸まつりともいわれるこの行事は、かつて赤石鉱山で栄えた旧長松地区で300年以上前から伝わる年中行事。山祗(やまづみ)神社の「山の神」の年越しに当たる旧暦12月12日に毎年行われている。

 盛岡地方気象台によると、同日の湯田の最低気温(午後5時現在)は氷点下0・2度。小雨が降る中、地区民や祭りの愛好者ら町内外の男性24人が下帯姿で神社から500メートルほど南側の岩滑(いわなめ)沢を目指して駆け下り、声を張り上げながら次々と沢に飛び込んだ。

 水に入った男たちは白い息を吐きながら手をつないで輪になり、水しぶきを上げながら水中に首まで漬かって身を清めた。毎年参加している髙橋知真さん(23)=同町湯之沢=は「水の中は冷たかったが、例年よりは比較的安心して入ることができた。病気やけがのない年であってほしい」と今年1年の健康と無事を願っていた。

 会場近くの沿道には、地元住民らが整備したあんどん式看板や灯籠が設置され、ほのかな明かりが祭りの雰囲気を一層盛り上げた。