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コラム 記者ワープロ

鍵掛け意識高揚へ 防犯基本計画見直し 北上市

(1/11)

 北上市は防犯まちづくり基本計画(2012~21年度)の中間年度を踏まえ、計画の見直しを実施した。情勢の変化を踏まえ施錠の徹底や特殊詐欺対策、インターネット交流サイト(SNS)利用の注意喚起に一層力を入れ、官民一体で犯罪のない安全で安心のまちづくりを目指す。

 16年度は同計画の中間に当たり、関係機関・団体で構成する市地域安全推進市民会議理事会で見直し案を協議。基本施策の大枠に変更はないものの、情勢の変化を踏まえ一部内容を改訂した。策定時の中間目標である15年の達成状況を評価し、21年の目標年に向けた内容、指標を見直した。

 犯罪情勢では、市内の刑法犯認知件数は減少傾向。15年は目標値の580件を大幅に下回る450件となった。そこで、21年の目標値を当初計画より80件少ない350件に修正した。

 一方、06~15年の10年間はいずれも犯罪率(人口1000人当たりの犯罪発生件数)が盛岡市に次いで県内ワースト2。刑法犯の8割が窃盗犯で万引き、自転車盗、侵入盗が目立っている。無施錠の被害割合が高いことから市民の鍵掛け意識高揚へ、侵入窃盗と乗り物盗の無施錠件数の具体的な目標値を定めた。

 特殊詐欺は、計画当初より手口が巧妙化。被害認知件数は10年の1件から、15年は4件となった。被害ゼロを目指し高齢者世帯への訪問で特殊詐欺に関する情報を提供し、鍵掛けと併せて防犯意識を高めてもらう。

 SNSの普及により、児童生徒に正しいSNSの利用を啓発。悪用による犯罪被害例を周知して注意を喚起し、未然防止を図る。

 子供や高齢者、地域住民を対象とした防犯教室参加者数は15年に目標値の3300人を上回る5136人を数えたことから、21年の目標値は当初計画を大幅に上方修正し7000人とした。

 市は「市民や事業者、警察、市など関係機関一体での取り組みが不可欠。家庭でのモラルの話し合いや地域での見守りなど、身近な活動も重要だ」とし、犯罪抑止へ家庭や地域も含めた市民全体の協力を求めている。