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コラム 記者ワープロ

賢治世界 表現豊かに 岩手大OBが朗読劇

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音楽と朗読で「シグナルとシグナレス」を演じる「森のみんな」

 花巻市の詩人・童話作家宮沢賢治の朗読劇「シグナルとシグナレス」が15日、北上市文化交流センターさくらホールで上演された。岩手大卒業生による「森のみんな」が、賢治にまつわる楽曲に合わせた劇で本県の偉人を顕彰した。

 北上市のNPO法人芸術工房が、同ホールの利用促進や芸術振興などを目的に実施している芸術イルミネーションパーク事業の一環。今年度は賢治作品に多く登場する星をかたどった電飾を点灯し、恒例の音楽ライブも開催してきた。

 同日はこのイベントの締めくくり。「森のみんな」は岩手大教育学部音楽科卒の8人で編成。昨年の初演後、同法人との協力で劇の内容を工夫してきた。

 「シグナルとシグナレス」は、東北線と岩手軽便鉄道の信号機を男女に擬した恋物語。楽曲は同時代に作曲された「ユーモレスク」や作品にも登場する「新世界より」「トロイメライ」などで構成。音楽教諭を含めたメンバーがピアノやフルート、声楽で賢治の世界を表現した。

 「星めぐりの歌」では、楽器を持ち寄った来場者とともに声高らかに斉唱・合奏した。

 構成・編曲を担当した同法人会員の菊地明日香さん(29)=花巻市南万丁目=は「前回より思いが伝わる朗読と演奏になった」と実感。賢治について「知れば知るほど奥が深い。平和を強く願った人と同じ出身でうれしい」と話していた。