ホーム 県内外 一関・両磐 胆江 北上 花巻 動画ニュース
2017年5月
« 4月  
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031 
コラム 記者ワープロ

浸水区域の対応追加 北上市防災会議 水防計画を変更

(2/28)

震災や豪雨災害の多発を受け水防計画の変更を決めた北上市防災会議

 北上市防災会議(会長・髙橋敏彦市長)は27日、同市柳原町の北上地区消防組合消防本部で開かれ、東日本大震災や豪雨災害の多発などによる法改正を受け、市水防計画の変更を決めた。変更内容は、水防(消防)団員への安全配慮の明記、浸水想定区域での迅速な避難・被害防止措置などを加えた。同計画の見直しは2005年度の策定以来初めて。

 関係機関・団体でつくる委員50人のうち40人が出席。髙橋市長は「全国でゲリラ豪雨や台風による被害が起きている。計画を見直して犠牲者を出さないようにし、地域や団体で目を通して勉強する機会をつくらなくてはならない。普段の防災意識の高さが犠牲を少なくする」とあいさつした。

 計画変更は、震災のほか関東・東北豪雨など豪雨災害の多発を受けた法改正、国交省の洪水予報指定河川の設定水位変更などを背景に行われた。

 これまで記述がなかった浸水想定区域などでの避難確保と浸水防止の措置は、新たに章を追加。国が浸水区域としている北上、和賀、猿ケ石の3河川の流域を対象に▽洪水予報、水位情報の伝達方法▽避難確保に必要な事項▽地下街、高齢者や障害者、乳幼児など防災上配慮が必要な人が利用する施設、大規模工場の名称・所在地―を市地域防災計画で定める。

 各家庭には配布済みのハザードマップなどの活用、要配慮施設や大規模工場には水防訓練実施などを促す。

 水防団員の活動では、ライフジャケット着用など安全への配慮を成文化した。雨量・水位の通報と警戒水位では、県計画に基づき各河川ごとの水位の基準観測所を変更。北上は男山と朝日橋(花巻市)、和賀は男山、猿ケ石は安野(花巻市)とし、水位到達情報は危険度が高い順に▽氾濫危険▽避難判断▽氾濫注意▽水防団待機―の4段階とした。