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コラム 記者ワープロ

伝統の舞、小学生らも参加 和賀大乗神楽慶昌寺公演

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和賀大乗神楽慶昌寺公演で初披露された「狂言『寺渡し』」の一場面

数十年ぶり「狂言『寺渡し』」復活

 北上市和賀町煤孫地区に伝わる和賀大乗神楽(県指定無形民俗文化財)の慶昌寺公演は26日、同町煤孫の同寺で行われた。地区内外から約50人の来場者を前に、祈祷(きとう)舞の「荒神」や「榊舞」、数十年ぶりに復活した「狂言『寺渡し』」など9演目を上演し、来場者を魅了した。

 同公演は毎年3月に実施。東日本大震災の影響などで中断したものの、2014年に4年ぶりに再開し、今回で17回目。和賀大乗神楽保存会(鈴木俊逸代表)のメンバー14人が、演者や笛、太鼓、鉦(かね)、ほら貝の奏者として登場した。

 上演に先立ち、鈴木代表は「数十年ぶりに復活する『寺渡し』や子供らも登場する演目なども用意しているので、皆さんに楽しんでもらいたい」と呼び掛けた。

 今回は、法印の有資格者のみ舞うことができる祈祷舞の「荒神」や「榊舞」などを上演。「七ツ釜」では、小学生と高校生合わせて4人も加わり、神話の天地開闢(かいびゃく)にちなんだ演舞を披露した。

 数十年ぶりに復活し、同公演初となる「狂言『寺渡し』」では、隠居の老住職と寺の運営を引き継いだ小僧や村の娘らによるユーモアあふれる演目を繰り広げ、来場者の笑いを誘った。

 和賀大乗神楽は、口伝では600年ほど前、円光法師が創始したとされる。一時中断していたが、幕末から明治初めごろに再興し、現在まで受け継がれている。