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コラム 記者ワープロ

糖尿病・代謝内科開設 県立中部病院

(4/1)

常勤専門医2人を配置

 北上市村崎野の県立中部病院は、4月から新たに「糖尿病・代謝内科」を開設する。常勤の糖尿病専門医2人を配置し、平日の外来診療などに対応。高度な糖尿病治療を提供し、予防にも力を入れる。

 同院ではこれまで総合診療科の外来で、岩手医大からの医師派遣を受け週1、2回糖尿病患者を診察。近年は生活習慣病の急増に伴い全国と同様、同院でも糖尿病の外来受診者が増えている。

 さらに、さまざまな合併症で糖尿病管理が必要な入院患者も増加。各診療科の医師からも、常勤の糖尿病専門医のニーズが高まっていた。これまで糖尿病専門科は盛岡市内に集中しており、岩手中部圏域でも開設が望まれていた。こうした事情から、同院では岩手医大から専門医2人を招聘(しょうへい)。独立した診療科として開設し、常時診療する体制が整った。

 糖尿病・代謝内科では各種健診・検診で指摘された軽微な異常から合併症を伴う重症まで幅広く診療。糖尿病のほか脂質異常症や肥満、メタボリック・シンドローム、高尿酸血症などを診察する。

 糖尿病は放置すると失明や心筋梗塞、脳梗塞など重篤な合併症を引き起こす可能性があり、関係する診療科は多岐にわたる。合併症には各診療科の専門医と連携し、最適な治療を提供。食事療法も管理栄養士と共に、適切にアドバイスする。

 各種検査のほか、予防の一環で糖尿病教室や食事体験のプログラムも取り入れる予定。認定看護師がフットケアにも当たる。

 診療時間は平日午前8時30分~11時30分。同院の各診療科と同様に外来では原則、開業医などでの紹介状を持参した患者を受け付ける。症状が落ち着いた患者は再び開業医で診てもらうなど、病診連携で対応する。

 糖尿病・代謝内科長に就任する本間博之医師(39)は「糖尿病のタイプも増え、複雑化している。これまで開業医の方々が糖尿病対応に当たってこられた礎を基に各診療科の専門医、開業医と連携し、患者さん個々の状態を踏まえた最適な治療を提案していきたい」と話している。