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コラム 記者ワープロ

亡き祖父思い 稽古励む おいらん役の高橋さん

(4/14)

黒沢尻歌舞伎さくら道中に向け、踊りの練習に励むおいらん役の高橋さん(手前)

23日 黒沢尻歌舞伎さくら道中

 華やかなおいらん行列で人気の高い黒沢尻歌舞伎さくら道中が、今年も北上市立花の市立公園展勝地などを会場に23日に開かれる。北上展勝地さくらまつり期間中の風物詩を成功させようと、主役のおいらんたちが市内で踊りの稽古などに励んでいる。

 黒沢尻歌舞伎保存会(髙橋イ子会長)が主催し今年で15回目。付き人まで再現したおいらん行列は全国でも珍しい。

 当日は午後0時30分から展勝地の桜並木を練り歩く。その後二手に分かれ、2時20分に同市下江釣子の和賀川グリーンパーク、同30分に諏訪町商店街で実施。合流後、4時から同市北鬼柳の江釣子ショッピングセンターパルで締めくくる。

 今年のおいらんを務める会員は、会社員の高橋青利さん(23)=同市下江釣子=、看護学生の鬼柳実紗さん(19)=同市上江釣子=。同会と交流がある縁から、奥内歌舞伎保存会(青森県むつ市)の井田昌則会長の孫笹本彩花さん(23)=同県八戸市=も加わり、3人で行う。

 和賀川グリーンパークの行列は、第3回えづりこすず桜まつりの中で実施。おいらん役らによる舞踊も披露される。この会場に向かう高橋さんは、2015年に死去した髙橋司前黒沢尻歌舞伎保存会長の孫。おいらん役は通算4回目で、展勝地ではベテランとしてしんがりを担う。

 11日夜に市内で行われた練習で、高橋さんは経験を生かして子供の会員を優しくリード。町歌舞伎の再興に尽くした司さんについて「職人かたぎで、振り付け一つ取っても『どこまでもお客さんがお前を見ている』と厳しかったが、普段はとても優しかった」と思い出を振り返る。

 祖父を亡くして以来初めてのおいらん役に「体調を崩しても『お前のおいらんが見たい』と会場に来てくれた。何度やっても緊張するが、見てくれる人の反応がうれしくて続けている。付き人なども含めて行列全体がきれいなので、晴れ舞台を見てほしい」と力を込めた。

 雨天時は屋内中心のプログラムに変更。同会では行列を警備する綱持ちのボランティアを募集している。問い合わせは橋本かつら店=0197(63)4529=へ。