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コラム 記者ワープロ

本県初プロ球団出身 中尾孝義監督 アマ球界に恩返し

(4/20)

3月から専大北上高硬式野球部の指揮を執っている中尾監督

専北を甲子園へ

 【北上】プロ野球の中日、巨人、西武で捕手を中心に活躍した中尾孝義さん(61)=兵庫県出身=が、3月から北上市の専大北上高校硬式野球部で監督を務めている。プロ経験のある指揮官は本県初。競技シーズンを前に、指導の感触や意気込みを聞いた。

 ―学生野球資格を回復し、高校生の指導者となった訳は。

 父(故岩男さん)から「アマチュアに恩返しを」と遺言があった。プロも潮時という思いもあり、オファーのタイミングも良かった。

 ―本県の高校野球の印象について。

 スカウトをしていた頃は花巻東、盛岡大附が交互に夏の甲子園に出場していた。一関学院も加え3校が強い印象だったが、花巻東からトップ級の菊池雄星、大谷翔平両選手が出た。レベルは向上している。

 ―専大北上を指導しての感触は。

 地域性かもしれないが、大変素直な子供たち。指導内容に興味を持ち、すぐに取り組もうとしてくれて教えがいがある。

 ―チームの持ち味と強化の課題は。

 一番良いのは打撃と思うが、良い相手投手をどう攻略するか。全てを引き上げたいが、まずはバッテリーが良くないと。配球やフォームを指導し守備力も付け、そこに打力が加わる形でなければ。凡ミスに対し、チームで指摘し合えるので意識は高い。向上心はプロになっても大切だ。

 ―改めて意気込みを聞かせてほしい。

 高校生でもプロでも関係なく、監督は監督。甲子園を狙うために来たので、夏に向けチームをつくっていくが、選手は先の人生も長い。高校で技術、体力が付けば可能性が広がる。大学などで「専大北上出身者は野球をよく知っている」と評判が広がれば、さらに道が開けるだろう。

 中尾 孝義(なかお・たかよし)滝川高(兵庫)から専修大、プリンスホテルを経て、1981年にドラフト1位で中日入団。82年にリーグ優勝、巨人では89年の日本一に貢献。引退後は西武やオリックスでコーチなどを歴任。2016年まで阪神のスカウトを務めた。