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コラム 記者ワープロ

草はみ、伸び伸び 水上牧野で和牛放牧

(5/17)

今シーズンの放牧が始まった水上牧野。牛も大自然の中で伸び伸びと過ごしている=北上市和賀町岩崎新田

 【北上】北上市和賀町岩崎新田の水上牧野で、今シーズンの繁殖和牛の放牧が始まっている。16日は現地で開牧式が行われ、関係者が放牧の安全と畜産振興を祈願した。

 同牧野は市有地で、花巻農協が管理運営を受託。今シーズンは今月1日から、市内で飼育されている黒毛和種の受け入れを始めた。96ヘクタールの広々とした草地で繁殖和牛が草をはんだり動き回ったりして、伸び伸びと過ごしている。既に50頭が入牧し、最終的に73頭を受け入れる。

 式には同農協や市、中央農業改良普及センター、県農業共済組合中部地域センターの関係者、畜産農家ら約30人が出席。畜霊塔で同農協の島津秀三郎代表理事専務、市の藤枝剛農林部長、同農協北上地域和牛繁殖部会の千田恒徳西南支部長らが拝礼し、島津専務は「新緑の広々とした牧野で、秋には丸々太って頑健な牛になるように」と願った。

 水上牧野は夏油高原温泉郷一帯で、夏油高原スキー場にも比較的近い。大自然に囲まれ、夏場は涼しいのが特長だ。牛を預託した菊池等さん(74)=同市和賀町横川目=は「ここは(標高が)高く、夏場も過ごしやすい。牛にとっても、ずっと小屋にいるより健康上もいい」と話していた。

 和牛繁殖農家も労力軽減と経費節減につながる。千田支部長は「農家にとっては夏場作業の手が掛からず、牛も運動で体づくりができる。今年も無事に牛が育ってほしい」と、農家の思いを代弁した。

 水上牧野では10月下旬まで牛を預かる。