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コラム 記者ワープロ

「二子さといも」登録へ 地理的表示保護制度 生産者ら協議会設立

(6/7)

地理的表示登録へ発足した二子さといも協議会の総会

 地域の特色を生かした農林水産物などのブランドを守る農林水産省の地理的表示保護制度(GI)に北上市特産「二子さといも」の登録に向け、「二子さといも協議会」が発足した。生産者らが連携し、二子さといもの産地保護と品質向上、生産拡大に取り組む。

 同制度は、品質や評価などが生産地と結び付いた産品の名称を保護する仕組み。地理的表示法に基づき、登録されたブランド名は知的財産として保護される。不正使用には罰則規定が設けられている。県内では奥州市前沢区の「前沢牛」が登録済み。

 北上市二子町の二子地区交流センターで5日夜、同協議会の設立総会が開かれた。生産者や市、県、JAいわて花巻の関係者らが出席して規約などを決定。会長に生産者の小原富美雄さん(二子町)を選出した。

 引き続き通常総会を開催。会員100人(委任状含む)が出席し、2017年度活動計画や予算などを可決した。

 小原会長は「制度にのっとったサトイモ作りを次世代へつなげていかなければならない」と意気込みを語った。来賓の髙橋敏彦市長は「二子さといもの名を付けているからには、多くの人が『間違いない』と思える物を出荷する。その役割が協議会にある」と、産地としての成長に期待を寄せた。

 同協議会は、GI制度の登録団体としての役割を持つ。規約によると、二子さといもは「二子地域由来の在来品種(赤茎)を使用し、北上市内で生産されたサトイモ」と定義。二子さといもを1カ月以内に国へ申請し、今年度中の登録実現を目指す。

 二子さといもは栽培地域が異なることなどで、食味などにばらつきがあるともされる。同協議会は今年度、栽培技術の向上や平準化に向け指導会を行うほか、生産地域による味の違いなどを確認する食味検査を市内5カ所程度で実施する計画。新規栽培者の受け入れ態勢も整備する。