「インフルエンザのワクチンはいつからできるの?」。今年は問い合わせが例年より早く、お盆すぎあたりから多くなってきました。無理もありません。今年は既に「新型」インフルエンザが流行していますから…。新型に関するもろもろのことは、ワクチンも含めてまだ情報が少なすぎて、さまざまな問いに対する的確なお答えができない状態です。さらにこの騒ぎのあおりを受け、新型はおろか、従来の季節型インフルエンザワクチンに関しても、供給が例年より滞ることが予想されます。インフルエンザの予防対策はワクチンが第一と考えますが、それとともに大事なのが、「正しい知識」と「適切な対処」でしょう。

 情報はなるべく公共(国や県、市)のものや、医療機関から提供されるものを収集しましょう。民間からの発信情報は、時として単に耳目を集めるためにのみ発信されるものがあり、それらをすべてうのみにするのではなく、自分の頭で考え、自分と自分の周囲の実情にあった対処をしましょう。そして、自分と自分の家族がインフルエンザに感染しないためにはどうするか? 感染、発症してしまったときにはどうするか?今の時期だからこそ考えて、秋以降の流行に備えましょう。「誰かにこう言われたけど、どうしよう」は禁物です。自分で考えて、自分で行動し、自分に結果が返ってくるから身につくのです。これが頭に残る免疫、「知のワクチン」です。

ひらのこどもクリニック
平野浩次先生

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