<雨の中、力強く行進〜夏の高校野球岩手大会開幕>
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| 大原商との統合で新たなスタートを切った大東。今大会旋風を巻き起こす=県営球場 |
第八十八回全国高校野球選手権岩手大会(県高野連など主催)は十三日、前年より一校少ない八十四校が参加して開幕した。初日は盛岡市の県営球場で開会式が行われたが、直後に雨脚が強まり予定されていた八試合はすべて中止。十四日に順延となった。
十三日の盛岡地方は朝から雨に見舞われたが、開会式は午前九時半から予定通り実施。六月の県高校総体女子ソフトボール競技で優勝した花巻東の松田麻里主将(三年)が先導役を務め、前年優勝の花巻東を先頭に参加八十四校のナインが堂々と行進した。
大会会長を務める川原利夫県高野連会長はあいさつで「夢は真夏の甲子園。仲間と自分を信じ最後まであきらめず、多くの感動を与える大会にしてほしい」と激励。選手たちを代表し、宮古の関東弘将主将(三年)が「野球ができる喜びをこの夏にぶつけます。勝つという強い気持ちを最後の一球まで貫き、皆が忘れられない夏にすることを誓います」と力強く宣誓した。
開会式中、雨はいったん小降りになったが終了直前になって再び雨脚が強まり、大会本部は午前十時四十五分に全試合の中止を決定。開幕初日から水を差される格好となった。
十四日は初日に県営、花巻、雫石、八幡平各球場で予定されていた一回戦八試合を実施。第一試合は午前十時、第二試合は午後零時二十分開始予定。これにより日程は三回戦終了後の移動日、準々決勝終了後の休養日も含め一日ずつ延び、決勝は二十四日となる。
=14日の試合=
【県営球場】
◇一回戦
宮 古 商−釜 石 南
(10時)
水 沢 商−山 田
(12時20分)
【花巻球場】
◇一回戦
釜 石 商−岩谷堂農林
(10時)
盛 岡 南−宮 古 北
(12時20分)
【雫石球場】
◇一回戦
花北青雲−福 岡 工
(10時)
宮 古 工−大 迫
(12時20分)
【八幡平球場】
◇一回戦
久 慈−大 槌
(10時)
久 慈 工−大船渡工
(12時20分)
=雨で予定の8試合すべて中止、順延=
第八十八回全国高校野球選手権岩手大会は十三日、盛岡市の県営球場で開会式こそ行われたものの、予定されていた八試合はすべて中止、順延となった。大会初日から雨で中止となったのは「ここ十年はなかった」(大会役員)といい、初日から熱戦に水を差された。
県営球場では朝から降り続いた雨も開会式前に小降りとなり、式はスムーズに進んだ。ところが式の終了直後に土砂降りとなり、ほかに予定されていた三球場も「沼のようになっている」(関係者)という状況。午後の予報も加味し、大会本部は式直後、早々に中止を決めた。
前年は一日も中止がなく日程は予定通り進んだが、今年は早くも初日から延期が決定。「何とか開会式だけはやれて良かったが…。この天気ですからねえ」と川原利夫大会会長も残念そう。天気予報では雨が当分続くと見込まれるだけに「もってくれればいいが」と、天にも祈る思いのようだ。
=「野球できる喜び全部ぶつける」〜選手宣誓の関東主将=
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| 「野球ができる喜びを、この夏にぶつけます」。堂々の選手宣誓をした宮古の関東弘将主将 |
「何よりも、野球が大好きです。何よりも、野球が楽しいです。野球ができる喜びを、全部この夏にぶつけます」−。選手宣誓した宮古の関東弘将主将(三年)は、雨雲を切り裂くように声を張り上げた。プレーできる喜びにあふれた堂々の宣誓に、スタンドから大きな拍手が送られた。
「二年前に宣誓した(同校の)先輩、チームメートや部長たちと相談して決めた」という文章には、周囲と仲間への感謝を込めた。「苦しい練習も悔しい思いも、仲間と家族がいたから乗り越えられた」。
報道陣に囲まれた式後は「(本番は)緊張で足が震えたが、出来は九十九点」と振り返り、安堵(あんど)の笑み。一番訴えたかった「元気」と「笑顔」も精いっぱいアピールできたと喜んだ。
あとは、試合に臨むのみ。欠けた一点について問われると「もう一点は、勝って甲子園に行くことです」。ナインに盛んに冷やかされながらも、きっぱりと言い切った。 |
=84校を堂々先導〜花巻東女子ソフト部の松田主将=
開会式の入場行進で先導役を務めたのが、県高校総体女子ソフトボール競技で連覇し、二年連続でインターハイ出場を決めている花巻東の松田麻里主将(三年、千厩中出身)。堂々とした行進で、八十四校のナインを引っ張った。
「自分次第なので責任も大きい。試合よりも緊張した」と松田主将。「下を向かず、しっかり前を向き胸を張って行進しようと心掛けた」と本人が言う通り、力強く腕を振り、雨の中確かな足取りで先導。大役を無事果たし「八十点ぐらいはできたかな」とほっとした笑顔を見せた。
後ろには、同じく二連覇を目指す母校のナインも。今年のインターハイは大阪で、甲子園とほぼ同じ時期の開催。「花巻東らしいはつらつとしたプレーをして、ぜひ自分たちと一緒に行きたい。インターハイと甲子園で、互いに応援できたら最高」と、一足早く成し遂げた連覇の夢を野球部に託した。
【写真】堂々とした行進で先導役を務めた花巻東ソフトボール部の松田麻里主将 |
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