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コラム 記者ワープロ

命つなぐ友情の水 奥州市民有志らカンボジア支援する会

(3/18)
ワトモンコルカン小学校の敷地内に建設された手押し式ポンプの井戸。ポンプの横に友情の絆を表す石碑も設置された

ワトモンコルカン小学校の敷地内に建設された手押し式ポンプの井戸。ポンプの横に友情の絆を表す石碑も設置された

小学校へ井戸寄贈

 カンボジアの子供たちの教育支援活動を続けているNPO法人「21世紀のカンボジアを支援する会」(本部東京都、根岸恒次理事長)は、今月上旬に農村部の小学校に井戸を寄贈した。奥州市民も活動に加わり、井戸には「奥州市民有志・友情の水」と記した石碑を併設。飲料水に悩む村人から感謝された。

地下30メートルからくみ上げた恵みの水に歓喜するカンボジアの子供たち

地下30メートルからくみ上げた恵みの水に歓喜するカンボジアの子供たち

 支援する会は、2015年6月に同市水沢区佐倉河のめんこい美術館で活動を紹介する写真展を開催。来館者から寄せられた善意や祝儀を基に、同会理事を務める及川英博さん(73)=同市前沢区古城=ら市内在住の会員7人が募金を継続し、建設資金を準備した。及川さんによると、井戸1基を建設するには事前調査や水質検査などで20万円掛かるという。

 同国の農村部では水道、電気のインフラ整備が遅れており、川や池の水、屋根にたまった雨水を生活水や飲料水に活用しているのが現状。特に乾季は水不足が深刻で、容器にためた水を口にして病気や伝染病の発症を招いているという。

 今月3~9日に及川さんら関係者25人が、同国中央部にあるコンポンチュナン県ワトモンコルカン小学校を訪問。全校児童約150人の同校に手押しポンプ式の井戸を寄贈った。子供たちは恵みの水に歓喜。会員たちは持参したシャンプーを使って子供たちの洗髪をしてあげた。

 及川さんは、子供たちがにっこりして合掌する姿を見て「地下には豊富な水が眠っているが井戸を掘る資金がなく生活している状況。1基のポンプの完成は村人にとって貴重な水源となり、命をつなぐ友情の水となってくれるだろう。カンボジアには長期の支援が必要だ」と活動の継続を誓う。

 同会は00年に発足し、03年に法人化。世界最貧国の一つカンボジアで教育支援や里親活動などを展開している。これまでに里親活動は382人の学費を支援、井戸の建設は280基を数える。

 活動の詳細は、支援する会のホームページ(HP)、公式ブログ「メコンの風に吹かれて」などで紹介している。HPアドレスは次の通り。

http://www.aac21.net/