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コラム 記者ワープロ

地球と月、不思議な関係 奥州・衣川小 天文台出前授業始まる

(9/7)
出前授業で花田准教授(右)から月と地球の不思議な関係を熱心に学ぶ衣川小の児童

出前授業で花田准教授(右)から月と地球の不思議な関係を熱心に学ぶ衣川小の児童

 奥州市と国立天文台水沢VLBI観測所による出前授業「キラリ☆奥州市天文教室」は6日、同市衣川区の衣川小学校を皮切りに始まった。月と地球の関係をテーマに同観測所の研究者から引力に関する話題などの授業を受け、児童たちが身近な天体に理解を深めた。

 出前授業は、市内にある国立天文台の存在意義を児童生徒に伝え、宇宙や天文学への関心を高めてもらうために2016年度に初めて実施。小学5、6年生と中学生を対象に小中4校で12月まで開催する。

 初回の講師は同観測所RISE月惑星探査検討室の花田英夫准教授が担当し、衣川小の5、6年生合わせ38人が参加した。

 「地球と月の不思議な関係」をテーマに花田准教授が、動画や画像を使って地球と月の関係を分かりやすく説明した。互いの星は引力でひかれあっているため「地球は潮の干満によって地面が30センチも上下している」「地球の45億年前の自転は1日5時間の速さだったが、月の影響で速さが遅くなっている」などと次々と出てくる月と地球の不思議な関係に児童から「本当なの」と歓声が上がった。

 地球の気候が保たれていることや地震が起きることも月の引力と関係していることを紹介。花田准教授は「地球と月は38万キロほど離れているが、その月が毎年4センチほど遠ざかっている。このまま離れていくと地球の自転が遅くなるかもしれない」と説明し、児童の「その後はどうなるの」との質問に「今のところの仮説では、ある距離まで遠ざかると再び地球に近づくという。ただし遠い未来のこと」と付け加えた。

 児童は月や地球に隕石(いんせき)が衝突する理由などを質問。鈴木悠太君(6年)は「理科で月を学習しているので知らないことも分かった。引力が影響して地震が起きることは初めて知った」と興味津々だった。