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コラム 記者ワープロ

「風の旅人」ポスター完成 金ケ崎町民劇場

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第8回金ケ崎町民劇場のポスター。イラスト、デザインを手掛けた小松原さん(右)と板宮委員長

第8回金ケ崎町民劇場のポスター。イラスト、デザインを手掛けた小松原さん(右)と板宮委員長

 【金ケ崎】10月30日に開催される第8回金ケ崎町民劇場「風の旅人」のポスターが完成した。同町西根在住のイラストレーター小松原英さん(58)が原画とデザインを担当。主人公の文人菅江真澄と少年・源次、物語のテーマの風をイメージした印象的な作品で、町民舞台の魅力を内外に発信する。当日は同町西根の町中央生涯教育センターで午前、午後の2回公演。きょう15日からチケット発売を開始する。

 「風の旅人」は江戸期の天明年間、金ケ崎を訪れた菅江と、病弱で人と接することを恐れていた源次との交流を軸に、地元の伝説や故事を織り交ぜた内容の歴史怪奇アドベンチャー。キャスト、スタッフ計50人が集い、舞台本番に向けた稽古や準備作業を進めている。

 小松原さんは奥州市江刺区出身で、人体の筋肉を精緻に表現した外用鎮痛薬「バンテリン」のパッケージイラストなど多数の作品を手掛けており、今年1月に同町に移住。7月に同劇場実行委員会から依頼を受け、制作に当たった。

 ポスターには見詰め合う菅江と源次の姿、物語の重要な小道具となる風車のほか、上方にキツネの面が水彩で描かれた。題字は同居する小松原さんの父で、書家の茂さん(92)が担当。町内にある菅江の書の現物からイメージを膨らませ、記した。

 脚本の岩隈大樹さん(町地域おこし協力隊)からは▽風を感じる絵▽人間的な温かみ▽地域性の表現-についてリクエストを受けたといい、舞う木の葉と髪の毛で風を表現。郷土の山並みを背景とし、夕日でドラマチックな雰囲気を出した。

 人物のイラストは菅江役の中村洋介君(金ケ崎高校2年)、源次役の後藤樹君(金ケ崎中学校2年)を念頭に「こうなってほしいとの気持ちを込めた」と小松原さんは語る。「水彩画(のタッチ)の優しさも意識した。皆さんに喜んでもらえれば」と期待を寄せる。

 A2判のポスターは200部、同デザインのA4判チラシは500部を作製し、PRに活用する。実行委の板宮成悦委員長(67)は「練習の方もようやく軌道に乗ってきた。ぜひ見に来ていただきたい」と呼び掛ける。

 開演時間は午前の部が10時、午後の部は2時(開場は各30分前)。チケットは全席自由で前売りが高校生以上1000円(当日1200円)、小中学生500円(同700円)。中央生涯教育センターと6地区生涯教育センター、町立図書館、金ケ崎要害歴史館、町役場住民課、ビッグハウス金ケ崎店で取り扱う。

 問い合わせは中央生涯教育センター=0197(44)3123=へ。